社長メッセージ
投資家の皆様へ(2011年末版)

平素より弊社に対しご支援およびご指導を賜りましたことに対し、心より御礼申し上げます。本年の年の瀬にあたり、2011年の活動および、2012年の活動方針につきましてご報告もうしあげます。
3つの課題への取り組み
まず、昨年末にこの場でご報告いたしました3つの課題への取り組みについてご報告いたします。- 自己変革への取り組み
事業成長の踊り場や収益の低下を環境のせいにする前に自らを正す。そのために自ら変化を起こし、高収益体質を目指すことを柱に活動してまいりました。そうした自己変革への取り組みの成果は事業の成果として現れて来ております。過去1年の主要財務数値は次の通りです。

事業運営上のポイントは、計画下ぶれ誤差の徹底排除と単四半期での黒字体質の定着でした。事業環境面の回復にも助けられ、幸い両面において一定の成果を上げることができましたが、現在の世界情勢を鑑み、不安定な経済情勢を日常ととらえ、引き続き現実を直視した事業成長を目指してまいります。
- 生産性向上への取り組み
当社の従来のビジネスモデルは、ライセンス販売によって高い収益性を確保し、その収益を新たな製品や事業開発の原資として拡大再生産を目指すというものでした。このビジネスモデルはいったんライセンス販売が低迷すると急激に収益が悪化するという潜在リスクを抱えていました。当社ではそうしたリスクへの備えとして過度にライセンス販売に依存せず、サービス売上とバランスをとるようにしてきました。それでも、その想定を超えるライセンス販売の低迷は全体の収益および成長に大きなマイナスをもたらしました。
そこで、収益力の回復に当たり、ライセンス販売の向上のみならず、サービスビジネスにおいても確実に収益をあげられるように損益管理の単位を細分化して採算管理することを開始しました。その結果、当社の生産性指標である付加価値生産性倍率(注)は、以下の通り改善する傾向を見せております。生産性の維持向上にはたゆまぬ創意と工夫が不可欠です。今後も引き続き創意工夫に努め、高い生産性を目指してまいります。
(注)ここで述べている弊社の付加価値生産性倍率とは「売上高÷人件費」を求めたものです。尚、上記グラフはディーバ単体の数値です。
- 新規事業創造への取り組み
新規事業創造への取り組みに関しましては、内発的成長と外発的成長を融合させる連結経営モデルを本格的に開始しました。ディーバ社の本業を直接発展させるものについてディーバ社にて、ディーバ社の事業資産を活用でき、かつ相互シナジーを創出できるビジネスについては新会社を設立して経営するというものです。前者においては連結決算業務のアウトソーシングビジネス、後者についてはDBI(ディーバ・ビジネスイ・ノベーション)社を8月に設立し、連結経営による発展を目指しています。今後も適時、新たな事業領域を模索し事業会社を設立していく方針です。
2012年の活動方針
続きまして2012年の活動方針についてお話しいたします。2012年は2011年より開始した3カ年計画の第二フェーズを実行する一年です。
(注:3カ年計画が事業年度と半年ずれているのは、新事業年度開始のための段取りを半年前より開始して事業年度開始時点では計画達成にむけた活動に注力できるようにするためです。)
3カ年計画におけるビジョンは「GO GLOBAL」です。2013年末までにグローバルビジネスにチャレンジできる環境を整えることを主眼としています。具体的には以下の項目の実現を目指しています。
- 世界視点で市場を特定し、世界に通用する商材を開発し、実績を創る。
- 付加価値生産性2.0倍、事業成長20%以上、収益性20%以上の基礎体力を創る。
- 当該市場で国内No1(ストックとしてのシェアとフローとしての勝率)かつ世界的な調査機関に認知されること。
また、このビジョンの実現に向けて以下のことに注力して行きます。
- グローバルに通用するソフトウェアおよびサービスを開発すること。
- ソフトウェアの価値を適切に発揮させる営業およびコンサルティング力を向上すること。
- 海外市場への進出を進めること。
3カ年計画の一年目である2011年はまず基礎体力の回復に注力しました。2012年の最大注力ポイントは世界を目指すプロダクト開発をプロセスとして定着させ、その価値を適切に具現化できる営業コンサルティング能力を高めることです。従来製品についてはお客様からのニーズに応え持続的発展を遂げる一方、お客様に対する貢献領域を広げる新製品の開発パイプラインもどんどん太くなるようにしていきます。もちろん2011年に開始した基礎体力向上のオペレーションも、息切れさせず定着させるべく取り組んでまいります。
日本のお客様に鍛えられた世界に通用するソフトウェアメーカーを目指して社員一同全力で取り組んでまいります。
今後とも変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
2011年12月
株式会社ディーバ
代表取締役社長 森川徹治





