三菱地所株式会社

アウトソーシング導入によって自社人員の業務負担を軽減し、リソースの有効活用と安定的な決算体制の構築を実現

 

導入製品・サービス: 決算業務アウトソーシング

導入前の課題

ルーティン業務や制度改正などの対応に割かれていたリソースの移管と有効活用
事業拡大に伴い日々のルーティン業務が膨大になっている中で、新たな会計基準への対応や分析業務などの優先度の高い業務にリソースを割きづらい状況にあり、担当者の負担も日々増加していました。
不安定な決算体制の見直し
人事ローテーションの頻度が高く、一定の期間が経つと担当者が異動する状況でした。業務がある程度身に付いたタイミングでの異動もあり、業務の引き継ぎや組織内のノウハウ蓄積面においても非効率な部分がありました。さらに担当者異動によって、品質面などにおける安定性が欠けてしまう場面も出てくる可能性が高まっていました。

導入効果

リソースの有効活用と業務負担の軽減を実現
決算作業からの解放によって、今まで注力しづらかった優先度の高い業務に注力可能な体制を構築することができました。また、決算作業にかかる業務負担の軽減につながりました。
安定的な決算体制の構築
アウトソーシングによって、業務の可視化や標準化を実現することができ、これまでのノウハウ蓄積における課題も解決されました。数値を判断・分析するノウハウを効率的に蓄積することによって、人事ローテーションにも耐えうる体制構築につながりました。

アウトソーシング導入によって自社人員の業務負担を軽減し、リソースの有効活用と安定的な決算体制の構築を実現

DivaSystemの製造元であり、専門性の高い連結決算開示領域のアウトソーシングをするならディーバしかないと考えていました。しかし、アウトソーシング導入当初は、初めての試みでもあったため、本当にきちんと対応してもらえるのかという不安もありました。

実際にアウトソーシングを導入した際は、業務の引き継ぎ過程で不明瞭な箇所の明確化や曖昧な業務フローの見直しを行うなど、時間をかけながら丁寧に業務引き継ぎを実施しました。また、いつでもディーバから担当者へフィードバックをもらえる状態でもあるため、導入当初に抱いていた不安を取り除くことができました。

導入後は、当時抱えていた課題をアウトソーシングによって解決することができたと実感しています。現在も円滑なコミュニケーションを取りながら決算業務を順調に進めることができています。

さらに、一部のグループ会社もディーバのアウトソーシングを導入しており、グループ全体として安定的な決算体制を構築できるようになっています。

アウトソーシング導入の前後比較

アウトソーシング導入前

担当者の異動がある度に引き継ぎに係る工数が発生し、組織内におけるノウハウの蓄積も非効率になっていました。事業拡大に伴い日々のルーティン業務が膨大になる中で、制度改正への対応や分析業務など優先度の高い業務にもリソースを活用し注力する必要がありました。しかし、決算作業も担当者の業務負担が高くなり、残業時間もかなり多くなっている状態でした。

アウトソーシング導入後

引き継ぎの過程で業務を明確化・定型化することができ、これまで担当者のスキルや経験で補っていた業務の見直しにつなげることができました。作業主体はディーバ、承認判断は当社という役割分担で、ディーバからは証跡資料も合わせて納品されるため、「手を動かさずとも決算の中身を把握できる」状態になりました。ハイブリッドな体制で決算の運用を実現することによって今まで作業に充てていたリソースを優先度の高い業務に注力できるようになりました。

会社概要

会社名
三菱地所株式会社
設立
1937年5月7日
本社所在地
東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビル
事業内容
オフィスビル・商業施設・ホテル・物流施設等の開発、賃貸 等
従業員
1,013名 連結:10,655名
グループ会社数
子会社・関連会社数(国内外) 計271社 (2022年度)
資本金
142,414百万円
連結売上高
1,377,827百万円 (2022年度)

※2024年03月 取材当時の情報です