2010.09.07

第106回 (B) 戦場の中の”攻めと守りの狭間”【IT・情報システム支援】

業務推進本部 戦略情報システム部長 吉竹 昭人

まだまだ暑い日が続きそうですね。
戦略情報システム部では、毎日数々の施策を打ちつつ、気持ち的には”熱い”毎日を送っております。

そんな熱帯夜が続く夜、数年前に仕事でフランクフルトに渡航した際、休日を利用してハイデルベルグ城に行ったことをふと思い出しました。(筆者は世界史が得意じゃないのですが)中世ヨーロッパは、宗教改革といった環境の変化や、侵攻などの外部からのネガティブな攻撃が多くあったようです。そういった環境下で、自身の身を守る姿勢は、城の構造や機能、その配置、それこそ傷跡など、色々な場面で見受けられたことを覚えています。
本題からそれそうなので、ハイデルベルグ城については、文献や下記URLなどお好みでご確認ください。

なぜこんなことを思い出したかといいますと・・・・・

弊社も成長と共に品川という今より大きなビジネス街に移転することになりました。情報保全の重要性の視点で、これまでの業務基盤を更に強固にした環境をゼロベースで考え直すタイミングであると認識して移転活動をし始めています。同時に、会社の基盤設計に携わることはそうは何度も経験できるものではないので、この重要で且つ貴重な機会を楽しんで取り組んでいます。
現在の活動の中で、外部からの攻撃に備える、内部からも情報を漏洩させない、色々な施策を何度も再考する中で、これは一国の城を建築するものだという意識を持つことが必要、と改めて感じました。

現代社会において、そもそもネットワーク基盤(LAN、WAN)は不可欠な環境であることは間違いありません。何もしなければ世界中から簡単に繋ってしまうわけですから、様々なリスクを認識し、攻撃から身を守るいくつもの対策をする必要が出来てきます。(今や常識的なことですが・・)
悪意を持って攻撃する者がいなければ敢えて城壁など立てなくてもいい、敢えて山の中腹に城を建てなくてもいい、ということになるのだと思いますが、国境のない環境下でGumblerなどのウィルスがまだまだ猛威を振い、技術もますます発展しているご時勢、情報の保全というのは、どう考えても企業として最新で最大限の防御をする必要があると理解しています。

一方で、弊社内での経営会計の実践は、オフィス移転活動と平行して俄然進行中でして、社内の主要な情報が今まで以上に適時適切に見て取れるようになってきました。
現在構築している仕組み自体が、高度な事業評価、部門活動評価に直結し、会社の成長自体に大きく貢献できることに間違いはありませんが、最終形にはまだまだやることが山積みな状態です。

これまで、業務整備を主軸に生産性向上のための最適化を図ってきましたが、移転活動をきっかけに会社の基盤構築を主軸として事業体制を整える、という視点でも物事を進めると、色々な発見があります。

もちろん情報を強固な基盤で守ることは非常に重要なのですが、実は経営会計そのものも、会社の成長性、生産性、収益性を上げるため、あらゆる角度で戦略的に情報を利用し、リスクヘッジしながら足場を固めて攻めの経営をしていく、言わば”攻めの為の守り”をする重要な手段になっていることに気づきます。

また、攻める、守る、そういった環境の狭間で、試行錯誤しながら最適な解を導き出し、継続的な成長ができる最善な環境をご提案できることが最大のミッションである、とも再認識させられました。

100年企業の創造へ向けて、攻めるために活かす事ができる情報の流通を増やす、今の活動は意味のあるものだと実感しています。

そんなことを考えているうちに、ふとハイデルベルグ城のことを思い出した、というわけです。

まさにそういったことを中世ヨーロッパでも実践していて、時代が変わろうとも、考え方の根幹はなんら変わらないし基本はやはりシンプルな構造だな、と感じました。当時そういった姿勢で城を築き上げたかどうかは知る由もありませんが、きっと当時は情報量自体が乏しいはずなので、肌で実感していたのでしょう。
現代社会に生きる我々も、長い間継続発展した中世ヨーロッパ文化を参考に、戦場のような日々の攻めと守りの狭間で、多くを技術的視点や視覚的に捉える情報だけに頼らずに、肌でピリピリと感じる感覚をもっと研ぎ澄ます必要がありそうですね。

ご参考:ハイデルベルグ城

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