2010.11.30

第112回 (A) 「国境」を感じさせないソリューション【経営・会計最前線】

取締役 ビジネスソリューション本部長 兼 社長室長 川本 一郎

北朝鮮が韓国に砲弾を撃ち込み朝鮮半島の緊張が高まっていますが、日本でも北朝鮮の弾道ミサイルによる脅威はもとより尖閣諸島、北方領土とここにきて外交上の諸問題が噴出しています。こんなに「国境」を意識するのは近年になかったことではないでしょうか?

単純な構図としては、普天間問題で米国と距離が出来た隙間に領土問題が勃発した訳ですが、その裏には新興国の成長で米国の地位が相対的に低下することで生まれつつある新しい秩序の中で、各国の主権争いとも言うべきせめぎ合いに日本が蚊帳の外に置かれていたことも一因として挙げられるでしょう。

このように外交・軍事上の世界では「国境」を意識せざるを得ないのですが、一方で経済の世界では逆の現象が起きています。グローバル化が進み「国境」がどんどんなくなってきているのです。

世界中の大企業がグローバル化を進めており、人材採用や事業オペレーションは国を超えて展開しています。また新興国の急速な経済成長により世界中で多くの人が消費文化を享受するようになりました。その結果、人々の生活レベルは「○○人」という国籍によってではなく、「◇◇社勤務」など所属企業によって左右されるようになってきたのではないでしょうか。

企業のグローバル化は次のように段階的に進みます。
(1)製品やサービスを外国で販売・提供する「販売の国際化」
(2)生産や企画・設計などの基幹業務を外国で行う「オペレーションの国際化」
(3)幹部候補人材の採用や登用を国際的に行う「幹部人材の国際化」
(4)株主総会や監査役会など経営監視のあり方が収れんしていく「企業統治の国際化」

そして、このグローバル化は経営管理の領域にも当然影響を及ぼします。「販売の国際化」では為替管理。「オペレーションの国際化」であればグローバル全体での費用の一元管理や固定資産管理など。また「幹部人材の国際化」では業績評価や報酬制度などが該当します。

こうなってくれば当然、各種経営ソリューションやツールもグローバル化に対応していきます。それはとりもなおさずディーバ自身も製品の国際化を進めていく必要があるということです。

無論弊社のやるべきことは多いと自覚しています。製品の英語化対応は済ませましたが、中国語対応は端緒についたばかりで国際化の前提となるべき多言語・多通貨化をもっと早める必要があります。同時にサポートやサービスの海外展開も検討を開始しましたが実現を急がなければなりません。

但し小さな一歩ではありますが、先日行ったカスタマーカンファレンスの「DIVA LIVE 2010」では、お客様である双日米国様自ら米国でのサブ連結導入事例を御講演くださいました。英語対応版で導入したもので、運用は既に1年を超えています。

このように、今後はお客様のグローバル化に向けて「国境」を意識することなく支援していくつもりです。ついてはご要望については担当営業などにお問い合わせください。お待ちしております。

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