2011.04.01

第119回 (B) 革命を呼ぶインターネット【ソリューション】

執行役員 第二事業本部長 鈴木 政光

このたびの東日本大震災による多くの犠牲者にお悔やみ申し上げますとともに、被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。また、震災の現地で復興に向けて従事されている方々に対し、心から敬意を表します。

未曾有の国難の中、大変気が重く筆が進まないのが率直な心境ですが、敢えて今年に入ってからの世の中を顧みると、中東における”ネット革命”に大変な衝撃を受けています。チュニジアやエジプトの映像が次々と目に入り、長きに渡り君臨した政権があっという間に倒れ、その流れが他の中東諸国にも広がっています。これらの革命において、ツイッターやフェイスブックといったインターネットサービスが大きな原動力になったと言われています。

私自身は時折iPhoneのツイッターアプリで孫正義さんや原口元総務相のつぶやきを拝見している程度ですが、このツイッターやSNSであるフェイスブックが国家を覆すほどの力を持ったことは、自分自身が生きてきた数十年の急速かつ大きな変化を感じざるを得ませんでした。20代のCEOが率いるフェイスブックが国家を覆すという事実に身震いを覚えました。

このような事実を目の当たりにし、学生時代に読んだアルビン・トフラーの『第三の波』が思い浮かび、記憶を呼び戻そうと早速ウィキペディアで調べてみるとすぐに内容が返ってきました。
ウィキペディアでは、『第一の波』(農業革命)、『第二の波』(工業革命)に続く新たな社会として、『第三の波』(脱産業社会)があり、それを説明するために”情報化時代”、”情報化社会”、”情報革命”などの言葉を造り出したとしています。ウィキペディアが完全に正しいかどうかは別として過去の記憶が蘇り、『第三の波』におけるインターネットという技術が人々に浸透して”情報革命”をもたらし、国の”革命”をも引き起こしたと感じました。統治ヒエラルキーの下層部にいる多くの人々がインターネット技術により瞬く間に集まり、上からの統制を断念させるという目的を達成した動きは、『第二の波』の中央集権や官僚的な組織から、『第三の波』の”アドホクラシー”的な組織への流れを象徴していると思いました。ウィキペディアの力を借り過ぎですが、”アドホクラシー(adhocracy)”とは官僚制、官僚的システム(bureaucracy)と対比される組織構造であり、官僚的制度的な指揮系統を断ち切ることで機会を機敏に捉え、問題を解決し、結果を出すとされています。

翻って私が従事している連結経営分野のITソリューションサービスを考えてみても、インターネット技術とは無縁ではありません。サービス提供のコアとなるDivaSystemはインターネット技術を取り込みながら進化してきており、連結経営におけるグループ各社からの情報収集やグループの経営層・従業員における経営情報活用のための基礎技術となっています。さらにクラウドコンピューティングへの大きな潮流がある中で、DivaSystemのクラウド型サービスへの取り組みも行っています。また、最近のお客様とのプロジェクトで経営情報活用基盤構築のご相談をいただく中で、「現場を支援する仕組み」という言葉がありました。具体的には経営層による判断を待つことなく、現場管理者が経営情報の異常値をタイムリーに把握し、行動に移すのを支援することに重きを置かれており、お客様の経営の現場でも『第三の波』の流れに乗っているという感覚を持ちました。

“経営革命”とまではいかないかもしれませんが、時代の変化に適応しつつ、お客様の連結経営を”革新”(イノベーション)するITソリューションサービスを提供するために今後も精進していく所存ですのでよろしくお願いします。

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