2011.04.27

第121回 (B) 今すぐはじめる連結グループ資金の”見える化”【ケース・スタディー】

第一事業本部 GEXSUS推進部 部長 尾上 徹

■ 高まる連結グループ資金の”見える化”の重要性
リーマンショック以降の不透明かつ激動する経済環境の中、連結グループ企業での資金の収支見込みを把握することにより連結グループ資金を”見える化”し、各社・各地域における資金のリロケーション、各社の余剰資金を吸収しての親会社による運用、などといった資金運用効率化は企業にとって非常に重要な関心事となっています。

■ 一般的な連結グループ資金の”見える化”の状況
しかし、一般的には

•実績数値を多くて月に1回程度把握する程度であり、見込まで業務が進んでいない。
•見込や予算を把握していても、Excelとメールによる収集及びExcelを駆使した集計程度であり、分析や予実差分析といったPDCAサイクルまで行き着いていない。
といった状況が一般的で、PDCAサイクルを通じた資金見込の精緻化といったレベルまでは程遠いのが現状です。

■ 連結グループ資金の”見える化”を妨げる要因
日本企業でこのような資金の”見える化”が注目されはじめたのは最近です。資金管理業務自体が成熟しておらず、中国等の資金規制といった制度的な部分での制約もあり、連結グループとしての資金管理の必要性を感じながらも対応が進んでいないのが現状ではないでしょうか?

■ 現状を如何に打破すべきか
しかし、現在の経済環境は、企業がこれらのハードルを超えられるまで待っていてくれる状況ではなく出来ることから始めて、前に進みながら考え修正していくといった対応をしなくてはいけません。
そのためには、コストは最小限で、導入に手間がかからず、かつ業務の変化(簡易・限定的業務→高度な業務)へ柔軟に対応できる仕組みが必要とされます。

コストと手軽さ、かつ業務変化への柔軟な対応といった観点から、DivaSystemを利用した対応も一つの選択肢となるのではないでしょうか?

■ 現状を打破するディーバの連結グループ資金ソリューション
◆ 収集
DivaSystem IGA

•DivaSystemにおけるオンライン収集システムのインフラモジュールです。これによってメールを介さずセキュリティーを確保した情報収集が可能となります。
FileExchangeManager

•各種ファイル(Excel、PDF、画像ファイル等)をIGA経由でデータベースにアップロードすると共に、Excelファイルについては、ファイルを保存するだけではなく、ファイル内データ自体をデータベースに保存する仕組みです。
•現在利用されている月繰や日繰のExcel入力シートをほぼそのまま利用して、データベースに保存、分析データとして利用することが可能です。データベースへの保存設定が簡単なのが特長であり、初期導入を短期化すると共に、業務変更時の対応を簡易にできるため、対応を進めながら業務を整備していくのに最適な収集ツールといえます。
この収集機能により、今は月別の残高情報だけ集めているが、来月からは月別のフローデータや日繰情報も集めたいといった場合にも、親会社側での簡単な設定により、すぐに収集対象を追加変更することができ、とりあえず始めてみるといった対応が取れます。

◆ 処理
データ加工機能(開発中)

•分析用データ及び収集データのレイアウト設定と、収集データから分析用データに加工するため各種設定が画面上で行える機能です。
•具体的にはデータレイアウト変更機能、コード変換機能、データ付与機能(各種マスタを参照して)、計算機能(外貨とレートを掛けて円貨にする)といった機能が備わっています。
•これらの機能によって分析しやすいデータを、プログラミング開発を行うことなく設定だけで加工できますので、初期導入を短期化すると共に、業務変更時の対応を簡易にできるため、対応を進めながら業務を整備していくのに最適なデータ加工ツールといえます。
このデータ加工機能により、

•収集した各社別データに、地域情報や管理部門情報を付与することによって、地域別の資金収支状況や管理部門別資金収支の情報を自動的に作成して、各地域や管理部門が主体となって分析するための情報を作成したり、
•各社別通貨を円貨に換算するだけでなく、地域別通貨(アメリカ統括会社の場合はドルに換算)金額を保持することによって、各地域が主体となった分析をするための情報を自動作成することができます。
◆ 分析
DivaSystem LCA標準のDataViewerといった分析ツールやDivaSystem MIPSといったBIツール
DivaSystem LCA標準のDataViewer

•DivaSystem LCA標準装備されている簡易的なBIツールです。
DivaSystem MIPS

•標準機能よりも更に高機能で高いパフォーマンスを発揮するBIツールです。
•Excelのピポットライクな操作性とエンドユーザーで分析レポート作成ができる設定のしやすさから、初期導入を短期化すると共に、業務変更時の対応を簡易にできるため、対応を進めながら業務を整備していくのに最適なデータ分析ツールといえます。
これらのBIツールにより、予算・見込・実績間の分析や差異部分のドリルダウンによる詳細分析、更に制度会計との整合性の確認といったPDCAサイクルにつながる分析が可能となります。

■ 最後に
このように、短期導入が可能で、業務変化へ柔軟に対応できるDivaSystemを利用して連結グループ資金の”見える化”を始めてはいかがでしょうか?
今回は表面的な話に終始していまいましたが、今後は業務的な部分を掘り下げていきたいと思います。

上記でご紹介した機能は、テンプレートを含めた『連結グループ資金ソリューション』として展開していく予定となっております。

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