2011.05.25

第123回 (B) 日本に必要な新たな力【ディーバ哲学】

執行役員 事業管理本部長 古矢 智彦

未曾有の大震災から早2ヶ月が経過し、復興へ向けて多くの支援の手が必要な状況に未だ変わりはありませんが、「生活をするには仕事が必要」と言う現実については、震災前の状況に戻ってきた事を、メディアを通して伺い知る事が出来ます。
しかし、これまで生活の糧を得ていた環境がなくなり、多くの方々が思い悩まれている現状を垣間見るにあたり、震災による時間軸での「点の影響」と、未来へ続く「線の影響」の双方がとてつもなく大きい事を改めて思い知りました。

3月11日の想像を絶する「点の影響」は非日常ですが、原発の問題を含め現実に生活の糧を得る環境を失う事での「線の影響」は馴染み深い日常への影響です。それ故に、被災された皆さんの心の中で不安が増幅しているのではないかと思うといたたまれない気持ちになります。

この4月に弊社にも13名の新入社員が入社しました。
入社にあたり、私が社会人として世に出た時代の経済成長と対比し、現在の日本の経済成長とその中で生きて行かなければならない現実に関して彼等に次のようなメッセージを送りました。

「ついに爆発的な成長のチャンス到来!不安定時はチャレンジした者勝ち!そして、新しい価値が創造されてきた事は歴史が実証している。
入社はあくまでも挑戦するためのステップであり、将来の安心を保証するモノではありません。
ディーバは機会を提供しますが、挑戦し経験を積んで夢を実現するのは皆さんです。」

次元は異なりますが、社会人として一人立ちした新入社員に、
「自らの日常に自ら『線の影響』を与える事で、自らの人生を切り開いて欲しい」
という想いを込めてメッセージを送りました。

日常への「線の影響」は必ずしも心を安定させるモノではなく、ワクワクドキドキを含め不安を助長させる可能性も秘めています。
しかし、これからの時代は特に不安や不確実性と共存できる力が必要になると考えています。

「言うは易し行うは難し」ですが、最近は、明らかに景気循環とは異なったところでの不確実な未来について、意識しなければならないと感じる事が多くなりました。

「現状に挑戦し、新たな世界を切り開く力」
この言葉は、特定非営利活動法人アイ・エス・エル(ISL)創設者/理事長 野田智義氏の「次世代リーダー育成への挑戦」という講演を拝聴した際、冒頭でお話しされた”日本人に不足している力”だそうです。
日本人は世界から称賛される多くの強み(真面目、勤勉、秩序正しい、団結力、・・)を持っています。
しかし、それでは対応できない現実も存在しています。

今、改めて「日本人に必要な力とは『現状に挑戦し、新たな世界を切り開く力』ではないだろうか。」と自問しながら自らを振り返り、それを弊社のメンバーにも伝え続け、日本の未来の創造に向けて邁進したいと感じています。

今回の震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々には、心よりお見舞い申し上げ、日本の復興の一助となるよう誠意努力して参りたいと思います。

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