2011.07.13

第126回 (B) 映画『岳』から始まった心の鍛錬【ディーバ哲学】

商品開発本部 連結会計システム開発部 シニアマネージャ 中西 明

私事ですが、ここ最近になり新たに趣味がひとつ増えました。その趣味とは山登りです。とは言ってもまだ本格的な登山ではなく、ハイキングに毛の生えた程度のもの(山歩き?)ではありますが・・・。

最近では山登りをされる方はとても多く、弊社でも数名のメンバが日々野山を駆け回っています。
以前の私からすれば、山登りなんて辛いだけであり、何が楽しいのかさっぱり理解できませんでした。しかし、映画『岳』の影響もあり実際に山登りを始めてみたところ、予想していた以上に楽しいものであると感じました。
私自身、自然が豊富な環境で生まれ育ったこともあり、また普段は都会の喧騒の中で仕事をしているせいか、山で自然に触れることがとても心地よく感じられます。また、険しい道を歩き、苦労の末に山頂へ到達したときの達成感は何とも言えないものです。
今回は、そんな山登りを通じて感じたことがありましたので書かせて頂きます。

まず、山に登ろうと決めたら当然のことながら準備から始まります。どのコースから行くか?所要時間はどれほどか?何を持っていくか?などなど。もしこの準備の段階で誤った判断をしてしまうと後々取り返しのつかない事態に陥る可能性もありますので、入念な準備は非常に重要です。
そしていざ山へと向かうわけですが、山へ着いてみると大勢の登山客が来ており、右から行く人もいれば左から行く人もおり、ハイペースでスタスタと歩く人もいればスローペースで一歩一歩確実に歩く人もいます。登り方は人それぞれですが、目指すところはひとつ(山頂)であり、そこへ向かって皆が一生懸命足を進めます。
途中の難所では登山客同士が手を貸し合い、また、先が見えないほど延々と続く上り坂に直面しても、萎えそうになる心を抑え気持ちをしっかりと持ち、時には仲間と励まし合い山頂を目指します。
そして最後には山頂へと辿り着き、ご褒美として絶景を得ることができるわけですが、途中の行程が辛ければ辛いほど、山頂へ達した時の達成感、満足感は大きなものです。

よく言われる話かもしれませんが、この山登りの一連のプロセスと、山頂へ到着した際に得られる感覚は、我々が仕事で経験するものととてもよく似ています。私自身は製品開発に従事していますが、開発に入る前には段取り、計画をしっかりと組み、ゴールへ向かう筋書きが見えたらチーム一丸となってゴールを目指します。これは製品開発に限った話では無く、様々なことに当てはまることだと思います。しかし、だからと言って山登りを始めれば仕事に役立つのかと言えば、決してそういうわけでは無いでしょうが、強靭な精神力を培うという意味では、仕事も含めたあらゆる面に通じるのではないかと考えています。

私が前回登ったのは長い坂道(石段)が果てしなく続く山で、身体を鍛えることを怠った私の足はプルプルの状態に陥り、何度もリタイアを考えましたが、その度に気持ちを奮い立たせ最後には山頂まで到達することができました。
どのような困難な状況に陥っても気持ちをしっかりと持ち、前に向かって一歩を踏み出す、単純なことかもしれませんが、これを常に実践することは難しく、非常に強い精神力が必要であることを山登りを通じて実感することができました。

と言っても私自身の心はまだまだ弱く、前述の山で山頂まで歩けたのも、「リタイア」という言葉を同伴者よりも先に口にしたくないという負けず嫌いな気持ちからでした。
今後もさらに山登りの経験を重ね、体力はもちろんのこと、精神力についても鍛えていきたいと思います。

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