2011.07.27

第127回 (B) PCからスマホ?【IT・情報システム支援】

全社支援 特別技術顧問 松原 聡

1980年に会社の机上の主役はワードプロセッサ(ワープロ)でした。誰もがワープロで書類を作り、印刷をしてFD(フロッピーディスク)に保存をしていました。
その後、PC(パーソナルコンピュータ)の登場により、あっと云う間に、机の上の主役はデスクトップPCのディスプレーとキーボード・マウスとなりました。
PCはそのプロセッサの速度とメモリ容量・ディスク容量を加速度的に進化させ、俗に言われる「ムーアの法則」を生み出してしまいました。「ムーアの法則」とは、米インテル社の共同創業者であるゴードン・ムーアが1965年に自らの論文上に示したものです。複雑な事は抜きにすると、その骨子はCPU速度が、「18ケ月ごとに倍になる」とのことです。実際の論文は半導体のトランジスタ数についてのことでしたが、コンピューター業界では、そのことをそのままパフォーマンスとしてとらえており、5年後には10倍、20年後には10,000倍になるとの計算になります。
この法則(公式)は今も脈々と受け継がれており、マルチコア・パイプライン・ハイパースレッディングなどの技術を使い実現されています。

しかしながら、PCの進化は今も進んでいることは間違いありませんが、新たに登場してきたのが、スマートフォン(通称:スマホ)です。一番有名なのが、Apple社が世に送り出した、iPhoneです。iPhoneは何回かのモデルチェンジを経て、現在のiPhone4になり、今年の終わりか、来年初頭にはiPhone5が出るとの噂です。iPhone4に搭載されているCPUの速度は800MHzであり、ほぼPCの速度と遜色ありません。またiPhoneではありませんが、最新型のスマホでは、デュアルコアの2GHzのCPU搭載モデルまで出てきています。スマホと時期を同じく出てきたのが、タブレット端末です。有名なものはやはりApple社のiPadがあります。価格も安くそれまで、NotePCの独壇場だった、携帯端末の座を徐々に奪いつつあります。そしてこのスマホ・タブレットもApple社の独壇場から、AndroidやWindows Phone7の登場によりまさに一歩先は、どのスマホ、タブレットが主役の座になるか、全く予測できない世の中になってきました。

このことが意味しているのが何であるかを読み取るのは非常に難しいですが、少なくとも従来のビジネスソフトが、そのターゲットとしていたPC端末の内、少なくとも何%は、スマホやタブレット端末に置き換えられることだけは容易に想像できます。自分自身のライフスタイルにおいても、自宅にいる時にNotePCを操作している時間が短くなり、メールチェックやちょっとした調べ物(検索)などは、スマホ+タブレットで十分となっています。また1泊程度の旅行(外出)であれば、NotePCは自宅で留守番となり、スマホだけで出かけてもそれほどの不便さを感じなくなってきています。
この先に起きる事を考える際、次の2つの変革が基本となります。

(1)クラウドサービスにより、ストレージの概念が変化する。
(2)無線通信速度のより高速化・・・・・・・現在の3G回線の7.2MHzから数十MHzに高速化する

この2つの変革により、よりいっそうの場所や時間にとらわれない、使いたい時に使い、見たいときに見る、アプリケーションが必要とされるでしょう。
見る手段がPCであれスマホであれ、タブレットであれ、OSがApple、Micorsoft、Androidと何であれ、対応できるアプリケーションが必要とされます。
いわゆるブラウザ対応+SaaSへの対応が必要となるでしょう。従来のASPの場合、既存アプリケーションとの連携はファイル転送ベースの単純なデータ統合インターフェースの利用が主流でした。SaaSでは、既存アプリケーションやSAP、Oracleなどのパッケージ・アプリケーションとの連携を可能とするAPIが提供されているケースが多いです。また、SaaSアプリケーションと連携して動作可能なアプリケーションを他社が構築できるプラットフォームが提供されるケースもあり、アプリケーション連携が比較的容易に実現できることが必要とされます。ASPとSaaSの違いは、野村総合研究所からの資料では下記の表となります。

ディーバが提供するアプリケーションにもこの変革が必要とされています。従来は一部の経理専門家のためのCloseされたシステムでありセキュリティ重視のために企業内の閉じた環境を前提としていました。しかし明日からは違います。経営情報を共有化(大衆化)し、経営者が、管理部門が見たいときに何時でも、何処でも、タイムリーに情報を検索し参照する事が必須となります。情報収集から情報加工、そして情報検索をワンストップで行えるDivaSystemが必要です。ディーバの目指す方向性が見えてきました。ディーバのアプリケーションが、AppleのAPP StoreやAndroid Marketからダウンロードできる日はもうすぐそこかもしれません。

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