2011.10.26

第133回 (B) 心と体のトレーニング【ディーバ哲学】

IFRS推進委員 公認会計士 飯塚 幸子

前回のメルマガもフリーダイビングでしたが、今回も引き続きフリーダイビングネタで書かせていただきたいと思います。
「フリーダイビングって何が楽しいの?」と、よく聞かれます。
フリーダイビングは酸素ボンベなど背負わずに、息を止めて深く潜るスポーツ(素潜り)です。
確かに息を止めて潜るだけなので、きれいなお魚をゆっくり見るなんてことはできないし、海の中にいてもせいぜい1分~2分で、長いこと海の中に滞在していることはできません。では何が楽しいのでしょうか。
日本は競技人口が非常に少ないので、ある程度潜れれば日本代表になれます。
深く潜って記録に挑戦して、日本代表になって・・・と、そういう競技の一つとしての魅力もあるのですが、それだけではありません。
フリーダイビングは競技として以外の面でも非常に魅力的なスポーツなのです。
フリーで海に潜ることで自分の小ささ、無力さを実感させられ、改めて生かされていることに対する感謝の気持ちを認識できることが、フリーダイビングの最大の魅力だと思っています。
例えば日常生活で悩みがあったとしても、海に入ると自分の悩みはなんて小さいのだろう、生きているだけで十分じゃないか、せっかく生かされているのだから小さなことにとらわれず、悩まず楽しくやろうという気持ちになります。
自然と向き合うスポーツはきっとどのスポーツもそんな気持ちになるのではないでしょうか。
フリーダイビングもまさにそうで、フリーダイビングをすることで、非常に安定した気持ちになります。
海はごまかしがききません。自分では認識していなくても、少しでも疲れていたり体調が悪かったりすると、気持ちよく潜ることができません。
また、余計なことを考えたり不安があったり集中していなかったりした場合も、海が受け入れてくれません。
集中ができていないと脳が酸素を消費してしまい、すぐに苦しくなってしまいます。
自分が集中できていないことに気がつかず無理に深く潜ってしまうと、今度は水面に戻ってきたときにブラックアウト(※)してしまう場合もあります。(※酸素不足で意識がなくなってしまうこと)
海では表面的な取り繕いはすぐ見透かされてしまうのです。
この真正直に向かわないとうまくいかないところが私の一番好きなところです。
私はまだ40mしか潜れておらず、邪念や雑念が邪魔してなかなか海に受け入れてもらえていない状況です。
もっと精神を鍛えて、集中しつつも力を抜いて、本当に無心になれたとき、深い深いグランブルーの世界を見ることができるのだと思っています。
あと何年かかるかわかりませんが、海に受け入れてもらえるように日々地道に心と体のトレーニングを続けていきたいと思っています。

ロープにそって水中に潜っていく写真
足につけているのは通常の2本のフィンではなく両足で履くモノフィン

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