2012.04.18

第145回 (B) “小学生向け彫刻刀”に見る「顧客志向」【ディーバ哲学】

業務推進本部 管理部 マネージャー 原口 浩一郎

皆様は小学生向けの彫刻刀がものすごい進化を遂げている事をご存知でしょうか。
私は妻との会話からこの事実を知り、気になって少し調べてみたのですが、自分が小学生であった20数年前からのあまりの変わりように驚きました。
彫刻刀と言うと、紙箱に入っていて、木の柄で素朴な姿を想像されると思いますが、それも今は昔。現在は以下のように進化(詳しくはこちら)しています。

  • 「刃」
    付鋼製(切れ味抜群)や、ステンレス製(錆びにくいのでメンテナンスが楽)など。
  • 「柄」
    プラスチック製で、握り易いグリップ形状.。
  • 「ケース」
    スポーツブランドやドラゴン、ハートやラメプリントなど男女別に種類も豊富。
  • 「安全性」
    “安全ガード”というストッパーがついており、彫刻刀が滑って、前に出した手を怪我することを防止。


このような進化の結果、昔ながらの彫刻刀が500円程なのに対して進化版はその4倍、2000円前後と、かなりの価格差があるにもかかわらず進化版のほうが圧倒的に売れているようです。
なぜ、小学生向け彫刻刀がこのような進化を遂げたのかを考えてみると、そこには彫刻刀メーカーの徹底した顧客志向が見えてきます。
使い手の小学生にとって、商品の選択基準は見た目のかっこよさ・かわいさですし、お金を出す親は安全性と機能を重視します。
ユーザーである小学生と決裁者である親、双方のニーズに応えたことにより、高額であってもその価値が認められ、進化版が選ばれているのでしょう。
「小学生向け」という市場を特定し、彫刻刀に対する既成概念を捨て、その市場における顧客(小学生とその親)が持っている欲求やニーズをしっかりつかみ、余すことなく製品に反映した彫刻刀メーカーの、まさに顧客志向を貫いた結果による成功といえます。
この話は私にとって、顧客の欲求へ売り手の側から適合していくという、顧客志向の基本的な考えの大切さを、あらためて再確認した出来事でした。


私自身は、ディーバ社の経理担当者として、決算・開示・IR業務に携わっておりますが、(従ってユーザー様と同様に、DivaSystemの利用者でもあります。)
改めて経理部門にとってのお客様は誰かと考えると、以下のとおり複数存在しますし、それぞれの立場によって異なるニーズを持たれている様です。

  • 社内の経営陣(ニーズは経営判断に役立つ経営会計情報)
  • 社内の事業部(ニーズは事業活動推進の為の業務支援)
  • 社外の様々なステークホルダー(ニーズは客観的な比較・判断が可能な制度会計情報)


こうしたお客様お立場とニーズをしっかりと理解し、財務諸表を作成することのみで自己満足することなく、お客様にとって価値を感じていただける成果を提供できるよう心がけて、今後も仕事に取り組んでまいります。

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