2012.07.18

第151回 (A) ヒッグス粒子 存在確実 ?【経営・会計最前線】

常勤監査役 公認会計士 野城 剛

2012年7月4日スイス・ジュネーブの欧州合同原子核研究所(CERN=セルン)が、大型ハドロン衝突型加速器「LHC」による実験で、新たな素粒子を見つけたとのニュースが流れました。この新素粒子は、ヒッグス粒子の可能性が高いとのことです。

私がまだ科学に興味を持っていた中高校生の頃の入門書では、光が粒か波かの二者択一的議論を超えて、粒子と波の両方の性格をもつという量子力学の紹介がされているような時代でした。それも、両方の性格を持っていることが検証されたという結論までで、却って理解できなかった記憶があります。感覚でなく、検証事実をまず素直に受け入れるというスタンスが求められていることに当時は気づけませんでした。

今回、久しぶりに入門書にトライしてみました。すると、だいぶ前から、原子核を構成する陽子や中性子が最小単位でないとの研究が進んでいました。陽子はアップクォーク2個とダウンクォーク1個、中性子はアップクォーク1個とダウンクォーク2個から構成されるという、より小さな構成要素であるクォークモデルに塗り替えられていました。このクォークを1個単独で分離することは現在では不可能とされているものの、今後どこまで理論的に要素分解されて行くのだろうという果てしない可能性を持った世界です。

さらに、フォトン(光子)、ダークマター(暗黒物質)についても言及がありました。てっきり、これらは、ゲーム用語と思っていたのですが…。次の週末は、フォトン族(フォトンは、アップクォークとも、ダウンクォークとも、異なる別の素粒子。光の正体であり、ヒッグス粒子をしても質量を発生させられない)に物理攻撃が通じるのかとか、ダークマター(太陽系を天の川銀河に引き留める重力をもっている正体不明の何か)が売買できるのかなどと、突っ込みながら、楽しくゲームができそうです。

最後に幾分強引ながら、原子からより小さな粒子への探求になぞらえて、財務諸表からより小さな情報単位である仕訳明細への探求ソリューションDivaSystem GEXSUS(ジェクサス)のご紹介を。

DivaSystem GEXSUS(以後、GEXSUS)は、複数の異なる会計システムや業務システムのデータを仕訳や明細レベルで統合できる、モジュールです。既存の連結会計システム(DivaSystem LCA)は個別財務諸表レベルの情報統合でしたが、GEXSUSは、より小さな単位である各社仕訳を収集します。これにより、データウェアハウスとして活用したり、あるいは、会計基準組替によりグループ各社がGEXSUS上にて個別決算を実施してIFRS組替をすることも可能になります。


【参考文献】
村山斉「宇宙は何でできているのか」幻冬舎新書
中嶋彰「現代素粒子物語」講談社ブルーバックス
大栗博司「重力とは何か」幻冬舎新書

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