2012.08.01

第152回 (B) 「知る勇気」と「意識しない勇気」【ディーバ哲学】

ビジネスソリューション本部 GEXSUS推進部 アシスタントマネージャー 野田 拓也

東日本大震災から1年と5カ月が経過しようとしています。震災当時は、「がんばろう!日本」などをテーマに、ボランティア活動を中心として東北への復興支援が話題になっていました。けれども、時が経つにつれて、被災地以外の人間が現地の状況を知る場面は段々と少なくなってきています。現在、メディアの中心テーマは「原発」になっています。問題の所在がヒトからモノへ変化し、私の関心事も「今後の原発の在り方」でした。

この度、話をした被災地の母親との会話では「原発」というキーワードは出てきません。それより、会話の中心にあったのは「子供」です。その中で今回の震災で「子供」が受けた様々な精神的・肉体的なダメージの話が印象的でした。その要因は「原発」なのですが、むしろ直接の原因は「親の行動や言動」でした。震災以降、不安と心配から子供たちの行動に制限をかけ、これまでの日常生活が一変し、数カ月経過した頃に、突然「目が見えない」と肉体的な症状が、子供に発生したそうです。幸いにもリハビリや投薬することもなく、子供への接し方を元に戻したことで今は無事回復し、笑顔で当時の話をしてくれました。
被災地の中には家庭の事情によって、安心・安全な土地へ引っ越しできない、または故郷を離れたくない方々が大勢いらっしゃいます。一方で、そうした方々の、目に見えない恐怖にさらされる中で、震災前の生活を取り戻したい反面、ついつい二の足を踏んでしまう、そのような想いがこの母親との会話の中に見え隠れしました。「怖さ」を知ることで改善できないのであれば、敢えて知らない(意識しない)状態をつくり、前へ進もうとする強い想いを感じました。

この話を聞いて、私の中では「知る勇気」と「意識しない勇気」という二つのキーワードが浮かびました。情報化社会では、すばやく情報を知ることが最重要です。特にビジネス(集合体)の世界においては、分析、投資並びにリスクヘッジするために戦略、戦術を構築するには鮮度のある情報は欠かせません。どんな事にでも貪欲に「知る勇気」が必要です。

ところが、パーソナル(個体)では少し違った見方があります。行動の軌道修正であれば良いのですが、たった一つの情報から、本来、目指していた目的地を見失ってしまう可能性があります。恐らく、人間が「心の生き物」だからです。心を左右する情報については、例えその情報を知っていたとしても、正しい目的地に到達するために、時には「意識しない勇気」が必要な場面もあるのではと考えています。

誤解されるかもしれませんが、ここでいう「意識しない勇気」は心のブレーキがかかってしまう情報について、極度に深刻に考えないことという意味です。例えば、私が現在関わっているシステム導入においても、お客様が不安と心配に思われていることは沢山ありますが、それらのひとつひとつについて、お客様の立場となって「知る勇気」と「意識しない勇気」のどちらが必要とされる情報であるかを判断し、適切な助言を差し上げることが、私の役割のひとつであると認識しています。

ディーバの強みのひとつは、他の連結会計パッケージに比べて、導入ノウハウが充実していることです。導入会社数比較では、数十社、数百社と大きな差は読み取れなくても、「連結会計システム」に携わっているユーザー数をカウントすると、さらに大きな差になります。無論、導入ノウハウが、全てではありませんが、継続してお客様の評価を頂いた結果得たものでありますし、現在、更には将来においても、我々の貴重な財産であると感じています。
ディーバに相談すれば、自分達の不安や心配を理解して、一緒になって解決策を考えてくれるので安心と思って頂けるよう、お客様への貢献を常に念頭におきながら事業活動を推進して参りたいと存じます。

MAIL MAGAZINE

メールマガジン

NEWS

ニュース

SEMINAR / EVENT

セミナー / イベント

セミナー/イベント一覧を見る

お問い合わせ