2012.10.31

第158回 (A) 小笠原諸島への航海で学ぶアラブの春【ディーバ哲学】

営業本部 営業部長 兼 マーケティング室長 寺島 鉄兵

「小笠原諸島」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますでしょうか?「日本で4番目に登録された世界自然遺産」「”東京”から1,000km離れた東京都」など、色々なイメージがあることでしょう。
幸運にも、今年初めてその小笠原諸島に訪れる機会を得ました。現在、小笠原諸島への一般のアクセスは船便のみとなります。その中でも最も利用頻度が高いのが、定期船である「おがさわら丸」です。
この「おがさわら丸」による航海は、25時間以上をかけて行う大航海(?)です。物心がついた時から、飛行機による長距離移動が一般的であった世代にとっては、船による長時間の航海というのは、”ありそうでなかった”体験になります。
乗船前は、25時間以上の船旅に少々腰が引けていましたが、出航してみると、船の甲板で日常を忘れ、飽きることなく数時間に渡って海を眺めていました。
元来、日本という国が海洋国家であること。また、その日本で生まれ育った日本人には、DNAのどこかに”海”が刻み込まれているのではないかと感じさせられる体験でした。

さて、そのような「おがさわら丸」による小笠原諸島へのアクセスは、現在、1週間に一度の往復ペースで運航されています。この船便は、小笠原諸島への物流手段も兼ねており、必然的に、小笠原諸島への物流頻度は1週間に一度のペースになります。結果として、新聞なども1週間分がまとめて配達されることになります。その昔はこの頻度が1カ月に一度だったとのことで、その頃と比較するとずいぶんと進化したことになります。
しかし、現在は1週間分の過去の新聞をまとめ読みする必要はなくなっています。その理由は、言うまでもなく情報技術、とりわけインターネットの発達によるものです。皆様の中でも、紙の新聞からインターネットでの新聞購読に切り替えた方が多くいらっしゃると思いますが、小笠原諸島に暮らす方々にとっては、過去から現在までの物流手段の進化スピードを肌感として有しているだけに、情報技術が暮らしを変えることのインパクトを、内地で暮らす人間以上に体感したであろうことは想像に難くありません。
そのような思いに加えて、私自身、遠い国の出来事であった為なかなか実感が伴わなかった「アラブの春」について、今回の旅を通して、その背景となる長年の情報統制と、それを凌駕する情報技術の発達、および「情報の大衆化」が、計り知れない大波として後押ししたであろうということに、ようやく”腹落ち”感を得ることができました。

ディーバ社では、「経営情報の大衆化」を企業ミッションに掲げ、創業以来十数年にわたり、企業経営の品質向上に資する製品・サービスを提供して参りましたが、この度、2012年10月に、ビジネス・インテリジェンス分野で幅広いシステム構築実績を有する、株式会社ジールの経営統合を実施致しました。
この経営統合を機に、より幅広い領域で、お客様の「経営情報の大衆化」にお役立てし、ひいては世の中の変化をリードできるよう、グループ一丸となって取り組んで参ります。

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