2012.11.14

第159回 (B) 日産スタジアムでプレイして【ディーバ哲学】

経営情報本部 管理部 マネージャー 西澤 幹雄

私は、週末にサッカーを楽しんでいるのですが、6月に2002日韓ワールドカップの決勝で使用された新横浜の日産スタジアムでプレイする機会を得ることができました。
フィールドでプレイする前に、スタジアム・ツアーが組まれており、スタジアムで保管されているユニフォーム等を見ることもできました。特に選手の更衣室については、2002ワールドカップ決勝で優勝したブラジル代表の使用していた状態をそのまま保存してありました。どのロッカーをどの選手が使用したかが表示されている他、当時のホワイト・ボードがそのまま残っており、興奮させられました。
尚、このスタジアム・ツアーは、常時実施されているとのことですので、興味のある方は、是非一度行って頂ければと思います。

その後、実際に天然芝のグラウンドを使わせてもらったのですが、特に印象に残ったのは、フィールドに入る直前に話を聞かせて頂いた、グラウンド・キーパーのお話でした。
Jリーグの開始する以前は、国立競技場等主要なスタジアムにおいても、冬になると枯れ芝となってしまい、サッカーの試合を観ていても寒々とした光景でしたが、近年においては、1年中青々とした芝で、試合が行われています。
現在、日産スタジアムにおいては「オーバーシード」といわれる天然芝の生育手法をとっています。冬は寒地型の芝、夏は暖地型の芝を蒔く、いわゆる二毛作の方法で1年中緑の芝をキープしているとのことでした。グラウンド・キーパーのお話では、時期的に冬芝から夏芝に切り替わる最中で、実際にピッチに入って確認してみると、やや色の薄い冬芝の中に、ところどころ色の濃い夏芝が現われ始めていました。

この日は、2002年のワールドカップ開催期間の10年後にあたり、決勝の行われた6月30日の1週間前ということも、一層感動させられる要因で、2年連続でJリーグベストピッチ賞を受賞した良質な天然芝でのプレイを満喫させて頂きました。
更に、観客席の中央前段のエリアには、「ペレ」「ベッケンバウアー」「プラティニ」「マラドーナ」等の往年の名選手や「天皇陛下」等のシートが(恐らくは実際に座られたであろう)席に被せられており、こちらについても感慨深いものがありました。

因みに、国立競技場や埼玉スタジアムはオーバーシードではなく、寒地芝のみで1年中緑を保っているとのことで、夏場の芝の管理には相当な苦労をさせられているそうです。
後日聞いた話によりますと、この横浜を境に、西の地域はオーバーシードによる寒地芝と暖地芝の二毛作となっており、東の地域は寒地芝のみを使用している一毛作となっているとのことでした。

当日の芝の長さは、普段のJリーグ等の試合の際よりやや短めのコンディションとのことでしたが、さすがに水は撒いておらず、ボール・スピードはそれほど速いとは感じませんでした。基本的に、試合前の放水は芝を傷めるといわれていますが、ボール・スピードが上がることから、監督の要望により撒かれることが多いそうです。欧州では以前より試合前に撒かれていましたが、日本でも主に欧州から来た外国人監督の要望や、技術的にも過去のデータの蓄積等により、水を撒いても問題ないということになったことから、最近になって水が撒かれ始めたとのことです。

そして、私が今回の体験を通じて改めて認識したのは道具の大切さです。サッカーで使用する個人の道具といえば、スパイクしかないのですが、そのスパイクは、土用・人工芝用・天然芝用とそれぞれの用途別に販売されています。天然芝の場合、土や人工芝のグラウンドに比べて、非常にピッチがソフトな感触なため、天然芝で土用や人工芝用のスパイクを使うとグリップ力が弱くなり、滑りやすくなってしまいます。一方、人工芝で天然芝用を使うと突上げ感があり、足腰への負担が重くなり過ぎてしまいます。それぞれの特性に合わせて、よく考えて作られているものだといつも感心させられます。
また、これらの道具は数10年前と比べ格段に進歩しており、例えば以前の靴底は丸型スタッドのみであったものが、よりグリップ力の高い刃型スタッドが登場したり、或いは軽量化が図られたりと、日々の向上について目を見張らされるものがあります。

ピッチ・コンディションを支えるグラウンド・キーパーの存在や、またスパイクというマテリアルの進化があって、サッカーをプレイする楽しさを如何に助長しているかが、今回の体験を通じてよく分かりました。

これを弊社に置き換えた場合、さながらグラウンド・キーパーは弊社メンバーであり、DivaSystemはスパイクと同じマテリアルということに例えられるでしょうか。
プレイヤーたるお客様の業務を影で支えられる様、弊社としましても、DivaSystemの向上に努めると共に、日々業務に邁進して参る所存でございます。

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