2013.04.17

第170回 (B) 技術革新で『職人ワザ』を大衆化【ソリューション】

ビジネスソリューション本部 コンサルティングサービス2部 部長 渡辺 薫

皆様が日々行っている仕事の中で、これは『職人ワザ』だと思うものはないでしょうか?
技術の革新により、今まで一部の特別な人の手で行われていたことが、特別なことではなくなることもあります。

世の中には『職人ワザ』と呼ばれるものがあります。 
職人技とは、web上の類語辞典によると、(年季の入った)ワザ、カンが頼りの仕事、(素人にはまねのできない)技能・技術、(精緻な)手ワザ等、だそうです。<br=”” 世の中には『職人ワザ』と呼ばれるものがあります。=””>

私は数年間歯医者さんに行っていなかったのですが、虫歯の治療で久しぶりに訪れた歯医者さんで驚いた出来事がありました。いつもの如く虫歯になった歯を削り、削った部分の型を手で押さえながら取るのかと思ったのですが、その流れではなかったのです。
① 虫歯を削る。
② 削った部分を3D光学カメラで撮影。
③ 撮影した画像をもとに、パソコンが歯の図面を作成。
④ 目の前の棚に置いてある、家庭用のプリンタがちょっと大きくなったような機械に、セラミックブロックをセットすると、②の図面をもとにブロックが削られ、数分後に装着する歯ができてしまいました。
正直、ちょっと驚きでした。
それまで自分自身が認識していた歯科治療と比較してみます。


技術革新により、歯科技工所で行っていた『職人ワザ』がシステム化され、今まで私が認識していた、②手で押さえて型を取る工程、③型を取ってから歯が出来上がるのを待つ工程がガラッと変わってしまったのです。カメラの精度、CADシステムの技術、マシニング加工技術等の進化により実現されたものだと思います。院長先生に伺ったところ、以前からこの仕組みはあったが、ソフトウェアのUpdateにより、さらに精度が上がったのだということです。

我々のビジネスの世界でも『職人ワザ』と呼ばれるものがあります。今日では連結決算もずいぶん一般化されてきましたが、会計ビッグバン以前では、連結会計に精通した一部の会計士、連結担当者の方が作成されていた時代もあったと思います。その後さまざまな法改正を経て、事業環境もグローバル化が加速され、制度目的のみならず、マネジメントを行う上でも、連結業務が広く世の中に浸透してきていることは皆様ご認識の通りです。そのような流れの中、連結担当者の『職人ワザ』で対応していた業務も、システム化がなされ進化していると思います。

弊社のミッションは「経営情報の大衆化」です。大衆化の為には、マネジメント業務に内在する『職人ワザ』に頼らなくてもよいプロセスにする必要もあると考えています。これからも技術を磨き、ミッションの具現化を通してお客様に貢献していきたいと思います。

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