2013.05.29

第173回 (B) 多彩?多才?なる連結収集パッケージ【経営・会計最前線】

ビジネスソリューション本部 カスタムソリューション事業部 山本 陽昭

アベノミクスによる円安で、自社グループの業績にどれほどのインパクトがあるのか。過去にもリーマンショックなど、経済の流れの大きな変化を契機に、自社グループへの影響を調べる必要が出てきたことがあったのではないでしょうか。
自社グループへの影響調査の第一歩は、グループ会社からの情報収集です。ディーバ社では、グループ会社から連結決算のための情報を集めることを「収集」、あるいは「情報収集」と呼んでいます(注) 。
私は、長年この「収集」分野をメインにお客様とお付合いさせていただいてきました。本稿では、連結決算以外にも利用されている連結収集パッケージについて考察してみます。

では、本題に戻ります。最近では、「収集」のシステム導入をする場合、連結決算にかかわる情報以外にも利用されることが多くなっています。最近ご相談いただいた案件のひとつに、世界中にグループ会社があるお客様で、様々な通貨建てでの資産(負債)をどれほど保有しているかを知りたいということがありました。通常、連結収集パッケージで資産(負債)の情報(その代表は貸借対照表)を収集する場合には、その会社が所在地としている国の通貨で報告してもらいます。例えば、アメリカであればドル、ヨーロッパであればユーロで報告してもらいます。それ以外の通貨建てで保有している資産(負債)があっても、現地の通貨に換算の上、報告されてきます。つまり、通常の連結収集パッケージの収集では、グループ全体で各通貨建ての資産(負債)がどれほど保有されているかは、そのままでは把握できないのです。
為替変動の大きい昨今において、為替の変動による自社の業績への影響、特にマイナスの影響が出ることを予防するためには、グループ全体の通貨別の資産負債の情報を知ることがスタートになります。何社かのお客様では、弊社の情報収集の仕組みを利用して、通貨別の資産負債情報を収集することを実践されています。また、集めただけでは意味がありませんので、集まった情報を見るためのレポーティングの方法についても、一緒に検討させていただいています。
DivaSystemは、連結決算の性質上、他のシステムではあまり行われていない、全グループ会社から情報を集める仕組みとして利用することができます。様々な情報を集める仕組みとして、ご活用いただくべく、遠慮なくご相談いただければと思っております。 


(注) その他に、連結財務諸表等を作成するための自動処理を「処理」or「プロセス」or「エンジン」と呼び、処理の結果等を確認する帳票類を「帳票」or「レポート」or「アウトプット」と呼び、データの入力と処理と出力の3段階を呼び分けています。

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