2013.08.21

第179回 (A) 新指標の登場と「決算アウトソーシング」【経営・会計最前線】

アウトソーシング事業本部 営業部 マネージャー 折本 誠

グローバル化、グローバル視点、GO GLOBAL、といった世界に目を向けた言葉が多く使われるようになり、海外売上比率や海外株主持分比率等が指標として注目されていますが、最近では海外の目にはどう映るのか?というイメージまでを気にするようになっているようです。
皆様は最近、ネット上で「XXXXXXXの海外の反応」、という情報発信をよく目にするようになったと感じないでしょうか。スレッドタイトルのトレンドなのかもしれませんが、最近は本当に多くの事象について海外の反応が発信されています。なかには、どうでもよさそうな事にまで海外の反応を発信している単なるネタとおぼしきものもありますが。。。それでも敢えて、XXXXXXについて海外の人たちはこう思っているようだ、こう考えているらしい・こう発言しているぞ、ということを調べている人たちがいる事は事実です。
つまり個人(まだ一個人ではなくある種のグループ単位)において、グローバルの目を気にし始めた人たちがいて、それらを調査し纏めて発信する人がいて、それらを目にして読む人たちが増えている、ということなので、私たち個人(一個人)の意識の中に、知らぬ間に新しい指標が育ちつつあるということなのではないでしょうか。

いままでは、知人・友人、同僚・上司、会社・お客様、社会・法律、といったものが指標であり、個人や製品に対するフィードバックを受け、改善するきっかけや動機となっていたのですが、いまや世界の多くの人たちがサイトやアプリから情報を発信できる訳ですから、その意見を知ることができ、多様な意見に耳を傾けることへのハードルがさがったことで、世界の目という「新しい指標」にも気を配る事がいつの間にか自然であり、時代の潮流となっている、ということなのかもしれません。
私もちょっとだけ、来月9月7日に発表されるオリンピックの招致レースに関しては「世界の目」が気になります。

私の仕事である「決算アウトソーシング」にも新しい指標が登場しつつあり、時代の流れに沿った流れが生まれる時を迎えています。

少し前までは、経理の仕事と言えば、日々の金銭の管理、伝票の作成、決算数字の作成という、会社にとってコア中のコアとなる必須作業が中心であり、この必須作業がいつしかルーティンワークと呼ばれるようになりました。ルーティンワークとなれば、作業を外出しすることによって、“コストの低減”を図ることが一番の指標とされていましたので、アウトソーシングの検討のタイミングは、部員が辞めた時、もしくは増員する時が多かったと思われます。
ですが、最近は、経理・財務部署の「仕事の定義」を見直し、ルーティンワークと呼んでいた作業の範囲を変えることで、経理・財務部署に新しいミッションを生み、人員を減らさずに「新しい指標」に対応する組織に作り直す為のパーツとしてアウトソーシングを取込むという変化が起きています。
「仕事の定義」を見直すのは、中期経営計画やIFRSという要素がきっかけとなることが多いようですが、経理・財務部署は何をすべきか、何をしたいか、何をさせたいかを検討するにあたり、経済産業省の「経理・財務サービス・スキルスタンダード」で棚卸された36業務が参考になります。一度、ルーティンワークと呼ぶ作業範囲を、社員にしかできない仕事と、社外の人間にもできる仕事とに“仕分け”してみてはいかがでしょうか。

<経理業務(18個)>


<財務業務(11個)>


<非定型業務(7個)>


参照:経済産業省 経理・財務サービス・スキルスタンダード
http://www.meti.go.jp/policy/servicepolicy/contents/management_support/(1)learning%20guide.pdf

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