2013.09.18

第181回 (B) 甘み、苦み、渋み【ディーバ哲学】

コンサルティング事業部 アシスタントマネージャー 野田 拓也

普段、日本茶(主に緑茶)を飲む場面としては、多くはペットボトルからではないでしょうか。私もその一人で、1日1本以上は日本茶を飲んでいます。そのような日常から日本茶は、大衆的な飲み物で味わいを求めるより、喉を潤すための飲料水でした。この概念を変える機会がありました。

知人宅にお邪魔した際、淹れてもらった緑茶の味わいに衝撃を受けました。まさに「渋み」が体中を駆け巡るような初めての味わいでした。直観的に「渋み」を感じましたが、この「渋み」とは抽象的な表現ではないかと、ふと思いました。気になり言葉の意味を調べてみると、「渋み」は舌以外にも感じる触覚を指すようです。ちなみに舌で感じる味覚は「甘み」、「苦み」になります。
知人に淹れ方を聞いたところ、「煎茶」と「玉露」をブレンドし、急須にはお湯を湯呑1杯分しか入れず、湯呑へ注ぐ最後の一滴が勝負だと話していました。そして、一般的な美味しい茶を淹れるための三大条件は以下だそうです。

 ①茶葉
 ②水
 ③水の温度 ※低温ほど甘み、高温ほど苦み

①、②については準備次第、③についてお好み次第の要素ですが、知人から聞いた話を受けて、④、⑤・・・と更に奥行きがある世界なのではと感じました。お奨めは氷出しで淹れた煎茶で、「甘み」の中に「渋み」がある味わいになります。
日本茶の淹れ方を通して、お茶の味わいを仕事の世界に置き換えてみると共通点があるように感じました。
我々は色んな業種のお客様とお付き合いさせて頂いており、システムに関しても千差万別の導入、保守が存在しています。初回導入のお客様に対しては「甘み」から、既存のお客様には「苦み」をおき(ここでの「苦み」とは、新しい機能のご提案など味の変化を付けるための表現)、すべてのお客様には「渋み」を味わって頂きたいと思っております。「渋み」を醸し出すには、我々だけでは達成できず、お客様との信頼関係、またご協力を仰ぎながら実現できる味だと考えております。

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