2013.10.16

第183回 (A) 会計を学ぶということ ~関西学院大学会計研究会での青春~【経営・会計最前線】

コンサルティング事業本部 コンサルティングサービス3部(名古屋・大阪担当)
部長 IFRSプロジェクト委員 玉村 健

話のネタとして、学生時代に費やした時間が社会に出てから役に立っていない、といった話で盛り上がるシーンによく出会いますが、私は学生時代の勉強やサークル活動がそのまま仕事に今もなおつながっており、なんて有意義な学生生活だったのだろうと感心することがあります。

タイトルにも記載した通り、私は関西学院大学を卒業しているのですが、付属校である関西学院高等部3年生の時に、国際会計の権威である平松一夫先生が高等部を訪問され、会計学を学ぶ意義をお話してくださったのです。
付属高校という恵まれた環境を最大限享受して、ろくに勉強もせずにバレーボールばかりしていた私が、大学に入ってからは真剣に勉強してみようかな、それなら平松先生のもとで学びたいなと、ちょっとした閃きのようなものでした。

そこで希望通り商学部に進学した4月、さらに運命的な出会いがありました。
高等部(当時は男子校)出身者の間に、「商学部傘下団体の会計研究会にモデルの女の子が入部した」という噂が流れたのです。そんなわけで付属校出身者が(モデルの女の子と交際する度胸も無いくせに)こぞって会計研究会に入部するという事態になりました。そのうちの一人が私だったわけです。
会計研究会というと、うす暗い6畳くらいの部室で数名の草食系男子があれやこれやと討論するイメージがわいてきそうですが、会計学の基礎となる簿記の資格が取れるということで意外な人気で、4学年で200人くらいの部員がいました。
サークルですので合宿もあり、夏は信州のスキー場のホテルを独占して100名を超える大学生が簿記を勉強したり、会計の論文を書いたりしていました。そういう青春もあるんですね~。

ここで冒頭の全国制覇の話ですが、大原簿記学校が主催している簿記のインカレ“全国大学対抗簿記大会”という大会がありまして、2級の部と1級の部をそれぞれ団体戦で優勝しました。全国の大学にも会計研究会や簿記サークルはいくつもありますが、さすがに200名もいるのは関西学院だけで4名単位のチームが10も20もできるのです。そこでたまたま私のチームが2階級制覇を1回生・2回生の2回に分けて達成したわけです。
我々が成し遂げた全国制覇は意外とインパクトが強く、学内報に「関学はアメフトだけでなく、会計も大学日本一だ」といった記事が載りました。平松先生にも喜んでいただいたのを覚えています。
ただ、会計研究会の凄さというのは社会人になってさらに威力を発揮しました。財務会計にせよ管理会計にせよ、大学時代に勉強したことがそのまま仕事に活用できてしまうわけです。

職種上財務会計の知識は当然のことながら、管理会計の知識も自社で任された組織のマネジメントに役立ちます。
さらにすごいのは、大手監査法人はもちろん、ビジネスパートナー、DivaSystemをご利用いただいている多くの連結決算企業様の経理部門にまで、先輩、同級生、後輩がいて、ビジネス上相当な人脈となっています。なにせ4学年で200名の部員が在籍しておりましたので。
モデルの女の子が入部したという噂を聞いて入部し(単なる噂で、モデルなんて存在しなかったのですが)、大学4年間で築き上げた友情の絆は深く今もなお続いています。

私にとっては、会計学こそ最強の学問でした。今もし希望進路が見つからずに迷っている学生がいたとしたら、私は会計学を学ぶことをお薦めします。
あの時のわが師、平松一夫先生のように。
きっとモデルの女性(男性)と付き合う以上に、充実した学生生活とその先の未来が待っているよ、と。

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