2013.12.11

第187回 (A) 芝生の校庭でつながるソーシャル・オヤジ・ネットワーク【ディーバ哲学】

株式会社ジール 取締役 SIサービス本部長 鈴木 政光

小学校の校庭芝生化の取り組みをご存知でしょうか?娘と息子2人が練馬区のある小学校に通っているのですが、その小学校の校庭は見事な芝生を維持しており、他の都道府県の教育関係者も頻繁に視察に来るほど全国でも有名になっています。

校庭芝生化については国と自治体がリードする形で取り組みが始まりましたが、費用や維持など多くの課題を抱えており、様々な意見があることからここで是非を述べることはひとまず置いておきます。この小学校は平成17年から校庭の芝生化に着手しましたが、当初は芝生が枯れてしまい、なかなかうまく維持ができませんでした。そのような中、わずかな有志の保護者が立ち上がり、子供達への思いから熱心に芝生の再生と維持に取り組み、様々な苦労の果てに見事な芝生の校庭が実現しました。現在では全学年の保護者が維持作業を行う仕組みにして当初の有志の一部が『グリーンキーパーズ』という地域ボランティアとしてアドバイスや支援を行う形をとることで維持負担の分散化や効率化が実現しています。また、イベントも盛りだくさんで地域振興に貢献しています。

私自身は娘が入学した5年前のイベントから参加しているため、当初の苦労などは聞いて想像するだけなのですが、芝生の校庭をきっかけに知り合ったお父さん方こと“オヤジ”達と親しくなることができ、土日を中心に非常に多くの刺激を受けています。年齢は30代から還暦越え、職業も会社員だけでなく、政治家や医師や自営業の方々と本当に様々ですが、共通するのは地域・子供思いであることです。最大のイベントが毎年夏休みに行われる一泊二日の「芝生の校庭キャンプ」であり、私自身も毎年参加していますが、2年前にはキャンプ実行委員長としてオヤジ達に全面的に支えられて250名程の参加者と共に過ごしました。キャンプでは災害時の対応も視野に入れてブロック塀でかまどを作り、薪を割り、空き缶でごはんを炊き、カレーライスを作ります。その他ボランティアによるライブやかき氷など、オヤジ達が企画から全力で取り組んでおり、毎年子供達にとって楽しい思い出になっています。


芝生の校庭でつながったオヤジ達ですが、芝生のメンテナンスや地元のイベントで人手が足りない時などはフェイスブックやメールを活用してすぐに協力に駆けつけ、学校や地元を支えています。つながりが強すぎてオヤジ達だけで「芝生運営の更なる革新に向け、休みを返上して抜かりなく芝生の視察を行う」というお題目で18ホールの芝刈りに出かけることも度々あり、脱線気味なところもありますが、会社とは全く別の世界で社会につながっていることが豊かな充実感につながっています。

学校公開や運動会の際に子供達が裸足で美しい芝生の上を駆け回っている姿を見て、学校と地域の強い連携で子供を育てる環境を支えているこのソーシャル・オヤジ・ネットワークを残していきたいと強く願っています。

私的な話にお付き合いいただき恐縮ですが、オヤジ達から受けた刺激を日々の仕事に活かし、お客様に高い価値を提供すべく今後も精進して参ります。

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