2014.02.12

第191回 (C) バランス力 【プロジェクトマネジメント】

コンサルティング事業本部 コンサルティングサービス1部 マネージャー樹 牛込 正樹

今年はスポーツで大きな祭典が開催されます。 このメルマガが掲載されるころにはすでに盛り上がっていることが予想されるソチの冬季オリンピック。夏にはサッカーのワールドカップブラジル大会。

このような大きな大会の前には、代表メンバーの予想やメダル獲得予想、順位予想などが各紙面を騒がせます。 ソチオリンピックの代表メンバーを見て驚かされるのが年齢層の幅広さです。 15歳、17歳の新進気鋭の若手選手から、40歳代の大ベテランまで代表メンバーに選出されています。 さらに驚かされるのが、若手選手も大ベテランもメダル候補となっていることです。 個人的には、ベテランが第一線で活躍していることは、非常に勇気づけられるとともに、私自身もがんばろうという意識を持つことができます。

逆に大ベテランがいまだに第一線で活躍している状況を問題視する意見も耳にします。 今後を考えた場合には、若手に道を譲った方がいいのではないか、チャンスを与えた方がいいのではないかと様々です。 確かに、若手選手には可能性があり未知の力を発揮する可能性が高く、将来を見据え、世界の舞台を経験することは大切だと思います。 しかし有望な若手選手だけを選抜することで、本当に良い結果を得ることができるのでしょうか。

野球のワールドベースボールクラシックで2大会連続優勝を飾った日本代表選手団。(昨年は惜しくも3位でしたが) 2大会連続優勝を達成した際のコラムで印象に残っているものが、ベテランの活躍に関する記事でした。 「ベテランの力」「バランス」「気遣い」「献身的な姿勢」によって、若手・中堅メンバーが思い切ってプレーに専念することができ、チームが傾きそうになった時は、精神的支柱となりメンバーを上手にまとめあげていったそうです。 国際大会という普段と異なる環境でチームの力を100%以上発揮させるためにはベテランは必要不可欠な存在です。 つまり、若手選手からベテランまで、バランスのとれたチーム編成をしたからこそ、このような好成績を残せたのではないでしょうか。

記憶に新しいところで言えば、昨年末、ソチオリンピックのフィギュアスケート男子の選考においても、同様なことがありました。 代表選考大会で上位の選手がいたにもかかわらず、過去にオリンピック出場権のある選手が選出されました。一つの要因としてこの選手の「キャプテンシー」があるようです。 今大会から採用される「フィギュアスケート団体戦」、男女ともにキャプテンを任せられるのはこの選手との声が高く、ベテランの力が必要とされたのではないでしょうか。

これは、スポーツに限らず仕事でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。 弊社の仕事も、プロジェクトチームを作ってお客様と一緒にプロジェクトを進めていきますが、当然のことながら、メンバー構成は若いメンバーからベテランまでと様々です。 プロジェクトを進める上で、若いメンバーの力は非常に重要です。体力はもちろんのこと、柔軟性や発想力、共感性など、ベテランとは異なる個性を持っています。 ベテランになると、若いメンバーの行動が心配になりついつい口を出してしまいがちになりますが、そこはぐっとこらえて影から支えることも必要になります。 個性を引出し、お客様とのコミュニケーションを密にとり、バランスよくプロジェクトを進めていくことで良い業務を行うことができると考えています。 若手から中堅、ベテランとバランスの良いチームを作り、お客様によりよい製品、導入サービスをご提供できるように今後も努力していきたいと思います。

最後になりますが、個人的に趣味でスキーを行っていることもあり、ソチオリンピックは非常に楽しみにしています。 このメルマガが掲載されるころには、様々な競技の結果も出ていることと思います。 オリンピックとなるとメダル数を過去の大会と比較するなど、メダル数ばかりがクローズアップされますが、結果ばかりではなく、選手の表情やコメント、これまでの道のりなども注目していきたいと思います。 また、放送時間が深夜、早朝となることから仕事とオリンピック、バランスをとりながら応援したいと思っています。

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