2014.09.03

第205回 目標は完全自動化 【ものづくりの視点】

コンサルティング事業本部 コンサルティングサービス1部 マネージャー 齊藤 泉

乗っていたクルマの調子がだんだん悪くなり、過去に幹線道路の真ん中で立ち往生した記憶が頭をよぎるようになってきたのでクルマを買い換えたのですが、技術の進歩、とりわけ自動運転支援システムの進歩に感心させられています。

20年ほど昔に乗っていたクルマにも、既に設定した速度で走り続けるといった機能はありましたが、実際には、よほど空いている高速道路以外で利用することはなかったように記憶しています。 この度購入したクルマには、設定した内容により前車との車間距離を一定に保ちつつ追従し、前車が停止すれば停止するところまで自動で行ってくれますので、空いている高速道路に限らず、だらだらとした渋滞時にも効果を発揮してくれます。 ハンドル操作はしなければいけないものの、車線をはみ出した場合の警告など将来的な自動運転の実現を期待させるものです。

先日も高速道路上でひどい渋滞に長時間はまってしまったのですが、以前のクルマと比べて、アクセルとブレーキの操作を著しく減らすことができ、特に精神的な疲労が少なかったように思います。

国土交通省の「オートパイロットシステムに関する検討会」による「オートパイロットシステムの実現に向けての中間とりまとめ(以下、「中間とりまとめ」)」によると、自動運転の直接的な効果について、

①渋滞の解消・緩和
②交通事故の削減
③環境負荷の軽減
④高齢者等の移動支援
⑤運転の快適性の向上
⑥国際競争力の強化
⑦その他

としています。
上記⑥では、日本の重要な基幹産業である自動車産業の国際競争力強化のみならず、物流システムの更なる効率化に必要となる、運転手の高齢化や長時間労働等の課題克服も期待されています。

自動運転は欧米を中心に実現化に向けた取り組みが活発化していますが、ドイツのダイムラー社では、2025年までに自動運転トラックの実用化を目指しているそうです。
これが実現されれば運転手は長時間の運転から解放され、自動運転中はオフィスにいるのと同様に、受注先や納入先との情報交換や営業活動ができることになり、運転手の仕事の仕方が大きく変わることが予想されています。
技術の進歩によって人々の働き方は常に変化してきましたが、連結決算業務においてもシステム化が進むことで、連結決算担当者がその専門知識を生かした業務により注力できるようになると考えています。

「中間とりまとめ」における「オートパイロットシステムの実現に向けたロードマップ」によると、2020年代初頭頃までに、(一定の条件のもと)高速道路本線上における高度な運転支援システムによる連続走行の実現を目指し、それ以降も更なる複合化、高精度化を図るとされています。

ディーバ社では、近未来?の目標として、連結決算の完全自動化を目指しています。
実現に向けた課題は少なくなさそうですが、個人的には、お客様へソリューションを提供している立場から、製品へのフィードバックを通じて、目標とする完全自動化に寄与できたらと考えています。

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