2015.01.14

第214回 (B) 香港アルプスで「とらわれない心」 【ディーバ哲学】

取締役 執行役員 コンサルティング事業本部長 森本 朋敦

新年明けましておめでとうございます。
皆様は年末年始をどのように過ごされたでしょうか。
私は香港に山登りに行ってきました。
と言っても、ほとんどの方には「香港」と「山登り」がつながらないのではないかと思います。実際、何千メートルというようなアルプス級の山があるわけではありませんが、実は香港は山ばかりの土地なのです。香港全体の60%が山岳地だそうです。しかも、超高層ビル群のすぐ背後に山があったり、山の両側に綺麗なビーチが広がっていたりと、低山ながら日本ではなかなか体験できない特徴があります。それで、付けられた別名が「香港アルプス」です。
もともと山登りが好きな私としては、「香港アルプス」という言葉に惹かれ、ついでに寒い日本を抜け出そうと香港に行った次第です。

登山家ジョージ・マロリーは、「なぜ山に登るのか」と問われて「そこに山があるから(Because it’s there.)」と有名な言葉を残したことになっています(実際は「なぜエベレストに登りたいのか」という質問だったらしいので、本当は「そこにエベレストがあるから」との訳が正しいようですが)。
私の場合は、「なぜ山に登るのか」と聞かれれば、山頂からの景色とか、特に富士山が見えると日本人として素直に嬉しいという動機もありますが、「山に登るのはしんどいので、登ること以外に何も考えられなくなるから」というのが一番の理由のような気がします。つまり「真っ白になれるから」といったところです。

そこで年末年始の香港ですが、山登り3日目の元日は雲一つない快晴で、左下に超高層ビル群、右下には海を見ながら山頂に到達しました。「元日から真っ白になれたな」という妙な満足感を感じた時に、ふと「とらわれない心」という言葉が頭に浮かんできました。
これは、コンサルティング会社時代に、当時の上司から「とらわれない心でお客様のためだけを考えろ」と口酸っぱく言われてきたことを思い出したものです。
結局、山頂に到達した瞬間に仕事のことを考えている自分がいるという矛盾を感じるとともに、元日に“初心忘るべからず”を最初に思い出したのはいい機会でもあったと思った次第です。

皆さんは新年をどのような言葉で迎えられたでしょうか。

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