2015.02.04

第216回 お客様グループ間のかけはしになりたい 【プロジェクトマネジメント】

コンサルティング事業本部 コンサルティングサービス1部 マネージャー 割田 隆之

GO GLOBAL。
ディーバ社がこの合言葉を掲げてビジネスを推進しはじめて、久しい時間が過ぎました。
英語によるプロジェクトや海外導入案件も増えており、今年2015年2月にはグループ会社のDIVA CORPORATION OF AMERICAによる北米保守拠点を開設しました。いよいよディーバ社も本格的に海外に打って出る時期が到来しました。
逆説的ではありますが、グローバルを意識しないような、グローバルが当たり前となる時代を見据えて、海外プロジェクト導入支援経験の中で感じたことや、トレンドをご紹介させていただきます。

近頃、お客様から頂戴する提案の機会に、海外拠点への導入などの背景から、英語によるプレゼンテーション、英語を基本言語とした導入案件が増えてまいりました。面白いケースでは、日本のお客様に対し、英語でシステム導入をする案件もございました。これはここ1-2年のトレンドであるように感じております。
2009年にDivaSystemの英語版をリリースした後しばらくは、海外や英語を用いたご提案案件が少なかったことを考えると、お客様のガバナンスに関する考え方やビジネスのあり方が大きな変わり目にあるのかもしれません。
DivaSystemを採用いただく理由のひとつには、海外統括会社や主要子会社に親会社と同じ連結経営システムを導入し、基本的に日本と同じデータ様式を収集・管理させることで、親会社が求めている正確なデータを把握したい、というような背景があるようです。
また、経営情報を親会社で把握するだけではなく、現地会社に連結経営視点で効率的な経営判断をしてもらいたい、という視点があるように感じています。

私は導入支援チームに所属しており、お客様の北米やアジアにおける主要子会社へのシステム導入の機会にも携わった経験の中から感じたことやトレンドをご紹介させていただきます。

①オンサイトによるコミュニケーションの重要性
移動時間や渡航費を節約できる電話・テレビ会議システムは日ごろの業務に欠かせないものになりました。
海外導入プロジェクトでも電話・テレビ会議を利用するケースはありますが、実際にプロジェクトに関わる中で気づくのは、現地を訪問して実際に顔を突き合わせて打ち合わせをし、加えて(これが大事なのですが)同じご飯を食べる、家族や趣味など雑談をすることの重要性です。
物理的に離れており時差もあると、その差分がそのまま心理的な距離に置き換わり、日ごろのコミュニケーションも遠慮がちになることやすれ違いが生じることがありますが、上記のとおり同じもの食べ、話し、一緒に時間を過ごすことで相互理解が深まり、加速度的にプロジェクト運営が円滑になるような実感があります。
かつて導入支援したお客様からは、新システムのお披露目のために各国の統括対象拠点から担当者を招いて説明会を実施したことでその後の業務が格段に円滑になった、本当によかった、というお話を頂戴したこともあります。
導入検討の際に、とかく渡航費などのコスト負荷に目が行きがちではありますが、上記のような数値化しづらい副次的な良い効果を織り込んで、数回訪問するように予算化いただくことをお勧めします。

②グループにおける経理や経営企画のパイプを太くするきっかけとしてのシステム導入
小さなチームから大きな組織まで、ゴールを掲げて一体感を醸成することはよくあることです。振り返ると、システム導入も1つの共有されるゴールであると感じます。システム導入を経ることで親会社と子会社の経理メンバや経営企画メンバが同じ基盤、同じ指標で会話することができるようになります。経営情報の基礎データとなる財務情報や管理情報が共有され、経営陣が手にするデータの正確さが増し、意思決定の判断材料として貢献します。一般的に、そのように目に見える結果としてデータのつながりや正確性が増すことがシステム導入の目的になりますが、一方で、ヒトのつながりや思いやりが色濃くなり、人的なパイプが築かれることでグループ経営が強固になるという副次的な効果も1つの目的として期待することもできるのかもしれません。

③現地化の推進
お客様とお話していると、マネジメント層における人員のローカライズ化が進んでいるように感じております。
以前は、駐在員を派遣し、日本人ネットワークを主軸としてグループ会社の経営管理にあたっているような事例も多いように感じておりましたが、近ごろは原則、現地スタッフを積極的にマネージャーに据えて経営管理の現地化を進めていらっしゃるお客様が多いように感じます。この背景としては、日本にいるお客様のメンバが英語を用いて現地スタッフとコミュニケーションをする機会が増えてきたことが挙げられます。このような現地化推進をする潮流にあるからこそ、経営の共通言語となる連結経営データは同じ様式で同じ精度のものを把握し、活用したいというニーズに結び付くように感じております。

私たちディーバメンバは、お客様のグローバル経営を強固にするうえで必要なシステム基盤構築や、コミュニケーションパスの構築に関してお手伝いさせていただいております。
プロジェクト期間に留まらず、将来にわたってお客様グループ間のかけはしになれるよう、関係が円滑に進むよう、有形無形の援護射撃をさせていただければと考えています。言語の問題や地理的な制約を乗り越えて、日本国内・全世界で活躍されるお客様と共に、私たちも成長していきたいと考えております。海外に留まらず、各グループ会社との関係強化策の検討にあたってはディーバメンバにご相談いただければ幸いです。

※グループ会社のDIVA CORPORATION OF AMERICA(本社:Burlingame,California、以下DIVA AMERICA)による北米保守拠点についてのプレスリリースはこちらをご参照お願いします。

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