2015.03.25

第220回(A)マリオ、ウォッチ、ポッターにみる ~思わずはまる仕掛けの特徴~ 【経営・会計最前線】

アウトソーシング事業本部 業務2部 部長 折本 誠

「マリオ」「ウォッチ」「ポッター」など多く共感を得ているゲーム、映画、アニメ、アトラクションには、思わずはまってしまう「わかりやすさ」と、もう2つの「特徴」があることに気がつきました。ある管理部門の方と打ち合わせをしているときのことです。

多くの人が惹きつけられているゲームやコンテンツを見ていて、何故はまってしまったのか?どこに惹かれたか? 明快な理由や真似ができるようなコツは見出せませんが、お客様と打合せしている際、コンテンツの共通点を発見しました。
愚見ですが、共通点はストーリー(=シナリオ(ルール))がしっかりしていることに尽き、そのストーリーはリカバリーを含めて複数用意されています。また、ストーリー自体は3つの項目で支えられており、この3つのバランスが良い場合と、3つのうち2つ以上においてずば抜けている場合に、惹かれていくのではないでしょうか。

1つ目は、わかりやすく単純な最終目標があることです。
2つ目は、終わりがあることです。終わりとは、最終目標をクリアした、若しくはそれと同等の達成感を得られる区切りで、もう関われなくなる(関わらなくてもよい)という意味で、次の最終目標に向かって“構える”為の終わりです。
3つ目が一番のポイントで、飽きさせないイベントが複数用意されていることです。最終目標にたどり着く為には各イベントをクリアしなければならず、クリアすることで、努力が報われ、成長していることを実感できます。
例えば、任天堂の有名なゲームソフトシリーズでは、クリボーやパックンフラワーといった敵キャラを倒してステージをクリアすることで、徐々に難しくなっていきます。ステージをあげる為には、最終目標よりはハードルの低い「中ボス」を倒すことがイベントとなっていて、このようなイベントを設けることで、最終目標に向け1歩1歩進んでいる実感を得ることができ、最後の敵「ラスボス」を倒す為の技と知恵を飽きさせることなく、プレイヤーに習得させています。

これを、経理系のビジネスに置き換えると、日常の会計業務や上流工程部署(営業等)とのやり取りといった「敵キャラ」を日々いなしながら、イベントとなる決算早期(効率)化、属人化排除、法改正対応という「中ボス」を倒し、最後の敵である「ラスボス」を倒す為の準備を整えていくというイメージです。「ラスボス」相当はお客様によって異なりますが、「IFRS」 「国際課税」 「開示の国際動向」等でしょうか。
コンテンツ等の共通点に気づいた際に、お客様と打合せした内容は、どのようなイベントを何個設定するのが効果的か、というものでした。 すでに、次の「ラスボス」は中期計画で決まっているのですが、その次にいる「ラスボス」がどうしても気になるので、それを考慮にいれたストーリーの場合、設定すべきイベントは何かをディスカッションしていました。どのようなイベントを用意し、どの程度のリソースがあり、何ができて、何をしたいか、何をしていてはいけないのかを話していく中で、単なる最短距離ではなく、経験値を上げる為に踏ませるべきイベントをストーリー立てていくのは、何だかゲームや小説のようだなと感じたときに、マリオの顔が思い浮かびました。

プロジェクトで主導権を握っている方の話しぶりに共通するのは、余裕があるスケジュールになっていて、マイルストーンが数多くおかれていることです。それは、あたかもゲームや小説のようにイベントが配置されていて、参加者が技と知恵を飽きることなく習得できるストーリーになっているかのようです。何をして、何をしていてはいけないのかを検討するには、考えるための時間の確保が必要です。新しいストーリーの実現に向け、 決算業務アウトソーシングを取込むというストーリー作りをしてみませんか?

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