2015.04.22

第222回 (A) サハラ砂漠を7日間走って学んだこと 【ディーバ哲学】

営業本部 東日本営業1部 部長 奥山 努

4月になり、職場でも異動や新たな人との出会いがあり、気分一新でスタートを切られている方も多いと思います。
私にとって、毎年この時期は10年ほど前にサハラマラソンで経験したことを思い出し、思いを新たにする季節でもあります。
サハラマラソンとは、毎年3月下旬から4月上旬の期間にモロッコのサハラ砂漠で開催される7日間で約250Kmを走るレースです。
レース期間中の7日間に必要な衣類、食料、寝袋などを自ら背負い、道なき道をコンパスと地図を頼りに自炊、野宿しながら250Km先のゴールを目指します。
ご想像の通り、それは厳しいレースでした。気温差の激しい砂漠を7日分の衣類、食料、寝袋に加えて、発炎筒、スネークポンプ(毒吸出し用)などをつめた約15Kgのバックパックを背負いながら走ります。足のマメはつぶれ、2cm大きいサイズの靴をはいていても、履くのを苦労するほど足は腫れます。水はチェックポイントで支給されますが、1日に支給される量は決まっています。食料も自分で背負えるだけの分なのでたいした食事はできません。また、選手同士で食料のやり取りをしたら失格になるので、助け合うこともできません。そんな最悪のコンディションの中、時には大きな砂丘を越え、時には夜にヘッドライトをつけて走り、時にはコースを見失って迷い、時には砂嵐に見舞われるといった極限状況でのレースでした。
しかし、そんな経験を通じて多くのことを学んだのも事実です。経験のない厳しい環境に適応するための柔軟性、日本で自分の置かれている恵まれた環境への感謝の気持ちなどです。中でも特に私の心に深く刻み込まれているのが、下記の2点です。

1)逆境に立っても決してあきらめず勇気を持って進むこと
レース中、コースを見失い、水もなくなり、数時間砂漠をさまよった経験もしましたし、あきらめることが最悪の事態につながりかねないと身をもって体験しました。レース3日目くらいまでツラさを感じることが多かったのですが、あきらめず続けることで、不思議なことに4日目以降は、様々な困難をいかに乗り切るかを冷静に考えることができ、困難を乗り越えることに楽しみさえ感じていました。自分の置かれた環境の中で決してあきらめず勇気を持って進むことの大切さを学びました。

2)逆境を乗り切るためには常日頃、最善の努力を持って自らを鍛えておくこと
レース中、1)のような気持ちで臨み、完走できた大きな要因は、事前の準備でした。レース前3ヶ月ほどは、平日はどんなに遅く帰宅しても10Km以上、休日は30Km以上を約10Kgのリュックを背負って走りました。そのことが肉体的および精神的な自信につながったのだと思います。日頃の鍛錬の重要性を実感しました。

しかし、残念ながら人間は弱いもので、そういった貴重な体験を通じて学んだことでも日常に流され、つい忘れしまいがちです。そういった意味で、私にとって4月はサハラマラソンでの体験を思い出させてくれるいい季節です。
今年も4月を迎え、サハラマラソンで学んだことを仕事に活かしていくことを改めて決意しています。

現在私は、DIVAで東日本地域の製造業をご支援する東日本営業1部を担当しております。幸運なことにサハラマラソンと違い、1人ではありません。私が担当している東日本営業1部員を始め、DIVAメンバー一丸となって、お客様の課題に対して貢献できるよう積極果敢に挑戦していきたいと考えています。

旬刊経理情報 寄稿記事「DXを視野に入れた海外拠点管理のポイント」無料ダウンロード

MAIL MAGAZINE

メールマガジン

NEWS

ニュース

SEMINAR / EVENT

セミナー / イベント

セミナー/イベント一覧を見る

お問い合わせ