2015.07.22

第229回 (B) 安全なレース

コンサルティングサービス本部 連結会計コンサルティング2部 マネージャー 木村 浩之

安全なレースなんてあるの?レースって危険なものじゃないの?と、思われたのではないでしょうか?
実は「レース」というものは皆さんが思っているよりも安全なものだと思います。
個人的には公道を運転しているよりも安全なのではないかと思っているくらいです。

最近起きた痛ましい自動車事故の報道に関する新聞やテレビの見出しで「レースまがい」と表現されている部分を見かけました。長くモータースポーツをやっている私にとっては、「レース」=「危険」というレッテルがこのようなことで強調されることは悔しく歯がゆい思いです。恐らくプロフェッショナルのレース関係者はもちろん、モータースポーツを趣味としている方々にとっても同じ思いのはずです。 他のスポーツ、例えばダイビングや登山でも危険に遭遇する率は低くないはずなのですが、どうしてもモータースポーツはその派手さからでしょうか、危険と隣り合わせと思われているようです。

そもそも、「安全なレース」なんてあるの?とお思いの方も多いでしょう。皆さんの中にも上記のような「レース」=「危険」という認識があるのではないでしょうか?TVでレースをじっくり観る方はあまり多くないと思います。多くの方がよく観るレースの場面というのは、「衝撃映像100連発」等のクラッシュシーンばかりなのでそう思われるのも仕方ないかも知れません。

実は「レース」というものは皆さんが思っているよりも安全なものだと思います。もちろん絶対に安全だなどとは言い切ることはできませんが・・・。個人的には公道を運転しているよりもヒヤッとする率は低いのではないかと、思っているくらいです。 以下、その理由です。 ・サーキットでは、当たり前ですが常に一方通行です。 ・コース内には歩行者もいません。 ・競技に参加している者は一定以上のレベルの運転技術を保持しています。 ・ルール(マナー)を守らない者は即座にレースから排除されます。

そしてなによりも、競技する者も競技を運営する者も自分たちの行為が一歩間違うと危険であるという認識があるがゆえに、安全には非常に気を配っています。そのためのルールやマナーは、非常に厳格に守られており、恐らく多くの皆さんが思っている以上にレースは安全であるということができるのです。

私は以前よりレースに参加していましたが、最近は年齢だとか経験から仕方ないことですが、レースに出場することよりもレースの裏方として運営に回ることが多くなりました。 運営側の人間としては、時には、車両の接触事故(いわゆるクラッシュ)の当事者や危険な行為を行った競技者に対して、呼び出しを行い、事情聴取をし、必要があればペナルティを与えるといったことを行います。場合によってはルールやマナーについて説教します。 私が運営に参加しているレースは草レースに近いレベルなので、プロと呼ばれる人はいませんが初心者はいます。レースに参加するにはライセンスが必要です。本来ライセンスを持っている人だけがレースに出場できるので、ルールやマナーをきちんと理解していることが大前提ですが、初心者もいるような状況では、中にはルールやマナーについて、曖昧な理解しかしていない人もおり、他の人にとって危険になる行為を知らずにやってしまっていることもあります。運営する側としては、このような人に対しても、いわばOJTのようにして教育し、ルールやマナーを理解してもらう責任を負っています。 「安全なレース」には、参加するものと運営するもの、特に運営する側の安全を守るための強い意志から成り立っています。

正直なところ、競技者としてレースに出場していた時は、安全に気を使っているとは言え、結果としての自分の順位を気にすることはあっても、今日も1日無事に終わってよかったなどとは思いもしませんでした。 最近自分が運営する側に回って初めて、今日も誰も怪我がなくてよかったという思いを心の底から抱くようになりました。親の心、子知らずというところでしょうか。

お客様における情報システムも同様ではないかと思います。 システムが普通に動くこと、安全が通常であることは当たり前ですが、一般のユーザとして情報システムを利用されている方にとっては、あまり意識に上らないことかと思います。その裏で情報システムの運用に携わる方たちの不断の努力により、情報システムが普通に安全に動いています。

我々ディーバ社として、主に連結会計/連結経営という業務領域に特化した形で多くのお客様とお付き合いを重ねて参りました。情報システムを俯瞰して運用する業務においても、新しいソリューションの提供を開始しています。お客様への貢献領域を拡大しようとしている現状において、我々の提供するソリューションを含めたお客様の情報システムが普通に安全に稼働することへ協力できるよう全力を尽くしてまいります。

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