2015.08.26

第232回 人間は採用する必要がない(?)

取締役 執行役員 プロダクト開発本部長 兼 コンサルティングサービス本部長 竹村 弘樹

昨年、アメリカで「Humans Need Not Apply(人間は採用する必要がない)」という動画が約400万回も再生され話題を呼びました。その動画は、近い将来、技術革新が進み、単純労働だけでなく高度な判断が求められる知的労働も自動化され、私たち人間の職業の多くを奪うと予言しています。

さらにオックスフォード大学「コンピューターの影響を受けやすい未来の仕事」に関する調査レポートでは、20年後に702の職業のうち約半数の職業が消滅し、「会計業務」は32位という衝撃的なレポートも発表されています。これらの予言についての信憑性の是非ではなく、将来に向け私たち人間は何をすべきか考える必要がありそうです。

「Humans Need Not Apply(人間は採用する必要がない)」という動画は、さまざまな社会問題に対して刺激的なメッセージを発信しているビデオクリエーターのCGP・Grey氏により制作されました。
Humans Need Not Apply (動画が開きます)
この動画では、かつて自動車の登場で馬が“職”を失いましたが、現代はITの進化で人間の職が危機にさらされていると述べています。実例として、すでにスーパー・コンビニ等でセルフになりつつあるレジ係からドライバー、投資判断、医療判断、メディア記事執筆、音楽制作など高度な判断や感性が必要と考えられている分野においても自動化の波は時間の問題で、ITが労働者不足を補い、失業率25%に達すると言っています。

また、オックスフォード大学「コンピューターの影響を受けやすい未来の仕事」に関する調査レポートでは、20年後に702の職業のうち約半数の職業が消滅すると述べられています。
THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?

消滅する可能性が高いものは、次のような職業だそうです。
1位 テレマーケター
2位 文書管理・サーチャー
3位 裁縫師
4位 数学の技能士
5位 保険引受業務
6位 時計修理工
7位 貨物取扱人
8位 税務申告書作成者
9位 写真現像オペレーター
10位 口座開設担当員
・・・・・
32位 会計業務(実現性98%)
業務プロセスがシンプルな職業や複雑な計算能力を要する職業が中心になっています。

逆に消滅する可能性が低いものは、次のような職業だそうです。
1位 レクリエーションセラピスト
2位 最前線のメカニック、修理工
3位 緊急事態の管理監督者
4位 メンタルヘルスと薬物利用者サポート
5位 聴覚医療従事者
6位 作業療法士
7位 義肢装具士
8位 ヘルスケアソーシャルワーカー
9位 口腔外科
10位 消防監督者
対人コミュニケーションを要する職業や繊細な技術を要する職業が中心になっています。

これらの予言についての信憑性の是非の議論はあるかと思います。しかしながら、IT進化が進んでいる現状において将来に向け私たち人間は、どのような領域にフォーカスしていくべきなのでしょうか。

個人的には次のようなこのような点ではないかと思います。
・感情をもった対人コミュニケーション
・感覚を必要とする繊細な技術
・価値観・意思をもったクリエイティブワーク

例えば、価値観から湧いてくる「問題意識」をきっかけに、様々なツールを活用して未来を予測し、解決に向けたアイデアを発案し、意思をもって関係者に働きかけて具現化する「課題解決行動」、これらは一般的にはクリエイティブワークと呼ばれているかもしれませんが、感情、感覚、価値観、意思といったような領域に基づく行動は、当面、人間にしかできないと思います。

弊社が製品・サービスを提供している領域においても、多くの企業様で次のような取り組みが加速しています。
・制度連結決算の圧倒的な自動化
・連結決算アウトソーシング(システム及びサービスの組み合わせによる完全自動化)
・管理連結決算の完全自動化
・未来予測に向けた連結多軸収益分析環境の構築
・グループ統合情報基盤の構築

以上のとおり、完全自動化を推進するとともに、計画策定・予算作成・予実差異分析・予測・業績分析(ビジネスレビュー)等のクリエイティブワークへ注力する環境整備により企業の経営品質向上に貢献できるよう努力しつづけてまいります。

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