2016.01.20

第243回 (B) 体調不良の原因を大学病院の医者に訊いたら

プロダクト開発本部 カスタマーコミュニケーション部 マネージャー 妻木 悟

寒い日が続いておりますが、体調を崩していたりされてないでしょうか。健康な時は気になりませんが、一旦、体調不良に陥ると、もしかしてアレが良くなかったのかな、と、いろいろと原因について考えてしまうと思います。人体を「生体システム」として捉え、障害発生≒病気の症状が現れてくる、とみる一つの考え方があります。”たまに発症する原因不明の病”という医療が困難なものが存在するのですが、自身の体験を踏まえつつそんな話を書こうかと思います。

二十年程前、大学進学のため故郷を離れて一人暮らしでの生活を始めると、なぜか口内炎が多発するようになりました。治る前から、また次が現れたり、数週間にわたって一つのものが治らないこともあり、どうにかしたいと思っていました。バランスの良い栄養摂取ができていないからか?と考え、食べようとするのですが、何しろ痛くて食べられないので悪循環かと思ったりしていました。が、口の痛みを脳へとあまり伝えないという荒業を身に付けることによって普通に摂食可能となったところで仮説は否定されました。もちろん、歯科や口腔外科等で診察をうけるのですが、対処療法として軟膏を渡されるだけなので、種類の違うものを試し終えたところで、それからは受け取り拒否をしました。親からは、当時、インターネットも無い状況下での民間療法の僅かな情報より、ビタミンBやプロポリスを試せとかナタ豆茶を飲めとかイロイロと言われたのを覚えています。

その後、社会人となり、二年目の冬を迎えた頃、異変が。その時期の私は、気力と体力も充分であり深夜残業の日々の中でも休暇もアクティブに過ごしていました。しかし、二十世紀末の福島のスキー場のトイレで下血を体験、翌日に入院し、検査ということになりました。結果、小腸と大腸の連絡部分(回盲部と呼ぶらしいです)の潰瘍から出血ということで、特に痛みもありませんでしたが、長期療養をする羽目になりました。しばらく休養して全快したため、過労で体調を崩すって本当にあるのだな、とその時は思い込んでいました。

普段は、体調が異常になった原因は何か、など深くは考えたりしないものですが、流石に再発等が気になるところで医者に原因を尋ねてみたところ、「検査の結果でわかったのは潰瘍があることまでで、どうして潰瘍ができたかはわからない」という言葉が返ってきました。

この、たまに発現する症状について、現在に至るまでも発症原因は判らないです。が、一見あまりそれぞれに関連が無いかと思っていた上記の症状、その組み合わせで疑われる病気があるということで、とある大学病院へ、年に数回、定期的に通院することになっています。まぁ、よく考えてみると口内炎を潰瘍の一種と考えることで、すべて”潰瘍”繋がりの症状であったことに後で気付くのですが‥。

このように生命のシステム程にまで複雑極まってはいないと思いますが、今日のITを用いた業務システムも複雑な要素から成り立っており各要素の細部の動作・機能までメカニズムが公開されていないものが多くあります。ほとんどのシステム障害については、病気の治療と同様に、検査(要因調査)、適切な治療(対処)、経過観察(効果測定)のプロセスを経ることで対応可能であると考えます。原因を突き止めて、プランを立ててから障害に対処する。これは迂遠な方法に見えるかもしれません。しかし、証拠をつかまないまま場当たり的な治療(対処)を行うことは、稀にラッキーパンチが当たる場合もありますが状況を悪化させることもあるので注意が必要です。

では、寒い日が続いておりますが、皆さまもお体には気を付けてください。

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