2016.04.13

第249回 DivaSystemはハラミ定食でできている

プロダクト開発本部 プロダクト開発部 マネージャー 一瀬 督雄

私が社会人になって唯一続けている習慣があります。それは毎日、家計簿をつけるということです。
家計簿というと、最近はFinTech(フィンテック)という言葉とともに、スマホからレシートを撮影するだけで文字を自動認識して、記帳してくれたり、口座の引き落とし情報から自動的に記帳してくれたりするものが主流となりつつありますが、私が利用しているのは、そんな新しいアプリではないので、毎日自宅のパソコンから自分で費目別に登録することを続けています。

そもそも、何故私が家計簿をつけようと思ったのか。それは大学生の頃に簿記や会計の勉強をしていたことも理由にありますが、それよりも重要なこととして、社会人として自分の収入だけで生活していけるのかどうかが不安だったからです。(注、最初に就職した会社はディーバではなく別の会社です。) 何事もそうですが、継続して続けられるようにモチベーションを維持し続けるには、目的を持つことが大切です。

私の場合、まずは収支を把握したかったというのがあり、はじめこそエクセルだけで何とか管理しようと思っていましたが、その後、資産をタイムリーに正確に把握・分析したいと思うようになると、市販の家計簿ソフトを購入するに至りました。そして継続して行くことで、将来の目標にも役立てています。家計簿を継続してつけて行くと、毎月の収支や年間収支はもちろんのこと、水道光熱費の季節変動、エンゲル係数や自分なりに設定しているKPIなど、分かることが多々あります。また、現預金のみならず金融資産も四半期に一度、時価評価することで、自分の資産状況を把握するようにしています。

家計簿に関するある調査によると、20代から60代のうち、家計簿をつけている男性は約24%、女性は約40%だそうです。また、家計簿をどのように管理しているかの内訳は、男性の場合、家計簿アプリが約45%、エクセルなどの表計算ソフトが約27%、ノートやメモ帳などの紙ベースが約27%、女性の場合は、家計簿アプリが約28%、表計算ソフトが約17%、紙ベースが約53%という結果でした。男女による管理方法の違いが大きいのも意外ですが、エクセルや紙ベースで管理している比率も高いことが分かります。

実は同じようなことが連結決算業務でも言えるのではないでしょうか。
会計システムなどのソフトウェアを使わず、エクセルだけで連結決算を実施している会社も多いと思います。連結対象が少ない、複雑な投資や取引関係がないなど、多額の投資をしてまでシステム化するほどのメリットがないのが一番の理由だと思いますが、これも目的をどこに置くのかで判断は変わってきます。

システム化のメリットとしては、精緻で迅速な処理、情報の一元管理、手作業によるミスの排除、情報の二次利用や連携の容易性、内部統制対応などが挙げられますが、目的を単なる開示資料作成のために留めておくと、おそらく何とかなるのだと思います。私が当初、エクセルだけで何とかなると思っていたのと同じような感覚かも知れません。しかし、それらの情報をさらに有効活用することを考えると、手作業に限界を感じるようになり、目的を広げれば広げるほどシステム化のメリットを感じるのではないでしょうか?

私自身、DivaSystemの開発に長年携わっていますが、家では家計簿を触りながら、あんなことがしたい、こんなことがしたいと思ったり、こんなことができたらいいのにと考えたり、家庭を対象にした会計システムとも言える家計簿の利用を通じて、企業を対象にした連結決算システムに必要な機能を日々模索しています。もちろんアイデアのきっかけやヒントを得る手段はこれだけではありませんが、少しでも似た境遇に触れることで、ユーザーエクスペリエンスを第一に考えた開発ができるようにしたいと思っています。

今日もまた、お昼に食べたハラミ定食の金額を思い出しながら、DivaSystemの将来を考えるのでした。

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