2016.05.18

第252回 (A) “五月病のホント”ご存知ですか?

コンサルティングサービス本部 連結会計コンサルティング2部 シニアマネージャー 弓場 肇

連休明けのオフィスで何気なく使われている「五月病かもしれない/なっちゃった」ですが、そもそもなぜ”五月病”と呼ばれるのか、皆様ご存知ですか? GW(長期休暇)で休みボケする事だと思っていませんか?

実は私自身もそのように理解していましたが、五月病とは「新しい環境に適応できないことで起こる症状の総称*1」だそうです。語源となったきっかけは「入学や入社するために努力してきて、それが達成された安堵感や新しい環境における緊張感などが綯い交ぜになって、心身に不調をきたし、無気力や憂鬱になるなどの症状が、しばしば5月のゴールデンウィーク明け頃から起こることが多いこと*2」で、1960年代に大学関係者より広まり使われ始めたと言われています。また”五月病”は医学的な病名ではなく、新入生や新入社員、転職や異動機会のある30~40歳代に見られる軽微な精神的・身体的不調の総称とされています。つまり、いわゆる”長期休暇後でぼーっとしている状態”を五月病と置き換えることは間違いなのです。

その”五月病”を引き起こす「新しい環境への適応の難しさ」に、我々コンサルタントは非常に多く接する機会があります。例えば、我々がサービス展開している「新システム導入」や「業務プロセス改革」は、皆様の業務環境を”新しい環境”へと変革します。制度決算業務では、”新しい環境”下だから…は関係なく、限られた時間の中で業務を完遂する事が必達であり、変革効果を得ることなく特定のご担当者様がご苦労されている事例等を見受けます。またコンサルタント自身は、新しく始まるプロジェクトは常に”新しい環境”で仕事をする事となります。お客様の業務内容や作業の進め方をキャッチアップし、それに適した支援ができるようになるには相当な経験を要します。

”新しい環境”に最短の方法で適応していくには、「同じ状況下にあるメンバー同士でコミュニケーションを深める事」が1番の近道だと言われています。コミュニケーションと文字で書くと簡単ですが、共に作業をするチーム内で「目標や課題に対して同じ認識をもち、知識・経験を同じレベル感で議論し、作業やその状況を共有しサポートし合うこと」は難しく、結果的にメンバー個人のスキルや知識のベースアップが求められてきます。

「コミュニケーションを深めるためにもスキルアップか…(鬱)」となりがちですが、皆様内でのコミュニケーション向上に繋がる情報(ネタ)の提供や、我々コンサルタントとの双方向コミュニケーションができる機会を創出するべく、セミナーやトレーニングの開催、そして懇親会(+2次会!!)など、”五月病”を生み出す環境を未然に回避する取組みについても、今後さらに力を入れていきます。皆様にとって意義のある取組みを目指して、是非ご意見を頂戴できればといます。

【出典】
*1 Wikipedia (https://ja.wikipedia.org)
*2 由来・語源辞典(http://yain.jp)

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