2016.06.29

第255回 (A) 幼児のロボット教室に学ぶモノづくりのありたい姿

管理会計事業部 事業企画セクション責任者 シニアマネージャー 泉澤 渉

最近、結婚対象としても見直されているらしい(?)理系男子。物心のついてきたわが家の末っ子も、草食系で引っ込み思案ながらも、レゴやパズルなどの玩具に物凄い集中力を見せるようになり、理系男子の素養を見せ始めています。良い所を伸ばしていこうと、幼児向けのロボット教室へ足を運んでみました。

噂に聞いていたロボット教室ですが、具体的な運営システムを聞くのは初めてでした。教材は著名なロボット工学博士の監修のもと、レゴなどの玩具メーカーが制作し各教室に提供されています。クラスは幼児から小学校低学年、中学年、高学年と進むにつれ、ブロックの使い方、工具の使い方を習熟し、試行錯誤して考えることで、立体感覚や空間認識能力を養うとのことです。静的なブロックとは異なり、動力源やギアーなどの動的な要素、センサーやプログラミングなどの制御技術などの要素が含まれ、失敗を通じ、改良してみたい意欲や、集中力、てこや摩擦力などの原理、創造力、を培っていくようです。 体験教室の中、子どもたちの目が好奇心と集中力に輝いていました。月に1台、新しいロボットを制作し、改良し、友達と競う。早く次の授業に参加したいとのこと。理系男子として「当確」です。

さて、教材について意外だったことがあります。私はてっきり、毎月新しいロボットのキットが提供され、月に1体、1年に12体、6年で72体のロボットが狭い我が家に陳列されてしまうことのみを危惧していました。実際子どもたちは、おじいちゃん、おばあちゃんに会うたびにおもちゃ屋で新しいプラモデルやレゴの乗り物、建造物を調達し、それを兄弟揃って欲しがるものですので、子ども部屋は既に箱庭状態となっています。ところが実際は、教材は入塾時の初回にのみ購入し、毎月ロボットを完成、改良させて後、すべてバラバラに分解し、翌月は新たなレシピのもと、全く別のロボットを制作するということでした。クラスが上級に進むにつれ、センサーやギアーなどの部品の幾つかが追加されるようですが、基本となるキットは同じものを末永く使っていくようです。

手順書通りに作っておしまいのプラモデル等とは違い、ここにモノ作り脳を活性化させる肝が詰まっていました。ある時は自動車の車輪であったパーツが、翌月にはクロールで泳ぐロボットの水かきになっている。ひとつひとつの部品は様々なレシピの中で、唯一無二の機能を担いつつ、別のレシピの中では全く異なる機能を担います。子どもたちは使い慣れた部品を繰り返し流用しながら、要素と全体の織り成す全く新しい機能と可能性に気付いていくのです。そして、レシピは日々尽きることなく生み出され、子どもたちの手で形あるものに具現化されていきます。

ソフトウェア開発に携わる者として、様々なお客様の声を伺い、それぞれのビジネスゴールを支えることのできる、業務ソリューション(レシピ)の拡充、そして様々な業務を支えることのできる汎用的なキットの磨きこみ、どちらかに傾倒することなく製品を磨きこみ、お客様へ貢献して参ります。

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