2016.07.27

第257回 (A) 最近の恋愛事情について

取締役執行役員 CFOオフィス事業本部長 永田 玄

まず最近の恋愛事情について色々と耳にすることはあるでしょうが、実態は我々が考えているより変化しているようです。恋人とのコンタクトやアプローチは年代で事情は異なるでしょうが、私の時代は携帯電話やPHSはありましたが、高校時代に所持している人は多くおらず、ポケベルを所持している人が少しいた程度です。よって基本的には固定電話や公衆電話でコンタクトを取っておりましたし、限られたお金と限られた時間で、どうやって恋人になるか?恋人とコンタクトを取るか?様々な工夫を凝らしました。ポケベルも数字で表示されるタイプの物でしたので、暗号表はほぼ丸暗記してしまいました。また駅にある伝言板を活用したこともあります。当時はそれが当たり前であり、不便だとは思ってもいませんでした。その当たり前の環境の中、その不便さを工夫で解消して求める結果を得ることが、幸せな瞬間でもありました。

現在の学生たちは携帯電話の所持は当たり前、かけ放題、パケ放題、SNSの普及により、便利になることにより工夫をしなくともいい時代になっています。現在はこのような環境が当たり前になっていることから告白は会ってするのではなく、LINEでしたり、コミュニケーションその物も会うより手軽にとることができます。ただしこの便利さの向上は欲望や工夫を奪っているようで、物事が便利かつ手ごろになることにより、その達成感は薄まります。このことが、そもそも恋人すらいない。という現状を生んでいるようです。勿論、便利さの向上はいいことであると思います。ただし、同時に失われるものがあるのも事実なようです。

思い返してみると私の学生時代は分からないことを調べること自体が難しく、時間がかかりました。基本的には周りの方に聞いてみたり、書店で調べてみたり、必要な情報を得るために多くの時間や工夫を余儀なくされていました。現在はネットの普及により、数秒で必要な情報を得ることができます。これらの環境変化に伴い、現代社会で育った方々は物事を考えること・工夫すること・周りの人たちとコミュニケーションをとることなどをする機会自体が少なくなっているようにも思えます。人の成長には適度な不自由や枯渇感が必要不可欠なのかもしれません。しかしながら、便利になることが悪い訳では有りません。必要なことは我々一人一人が古い考えや経験に囚われず、常に変化に対応しトライしていくことです。今までは情報を得ること自体に思考や工夫を凝らす必要がありましたが、これからの時代は、その情報を活用することに思考や工夫を凝らせば良いだけです。人は自ら経験したことに囚われがちですが、社会が常に変化していく以上は物事を柔軟に考え、その変化に対応することが求められます。

私が所属する組織はまさしくこの環境変化をお客様に提供することを目的とする組織です。お客様が必要な情報を得ることにリソースをかけるのではなく、情報を活用する事にリソースをかけることができるよう、情報を得るための行為を代行、及び合理化するお手伝いをさせて頂いております。また得た情報の活用方法に関しましても、微力ながらお手伝いさせていただくことにより、この変化する社会をお客様と一緒に乗り越えていきたいと考えております。

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