2016.08.08

第258回 (A) 伝統芸能の継承者

カスタマーエンゲージメント本部 営業統括副部長 兼 東日本営業部長・中日本営業部長 奥山 努

私は地元で無形民俗文化財に指定されている獅子舞の継承者として獅子を舞っています。通常、獅子舞といえば、2人で1頭の獅子に入り、子供の頭を噛んでまわる獅子舞のイメージを持たれる方が多いと思います。私の獅子舞は1人立ち獅子といって、1人で獅子をかぶり、腹に太鼓をつけて叩き、3匹(人)で舞う獅子舞です。その獅子舞では、子供の頭は噛まず、笛や唄に合わせて、2匹の雄獅子が1匹の雌獅子と出会い、雌獅子を取り合い、最後は仲良くなるといった物語を舞いで表現します。登場から含め40分ほどの舞いになります。

毎年春に高尾山薬王院での奉納の舞いを初め、3つの夏祭りで獅子舞を披露しています。特に夏は獅子を40分近くかぶって舞うので非常に体力を使います。そんな状況でもより良い演技をすべく、今まさに夏祭りへ向け、稽古に励んでいる最中です。

五穀豊穣、天下泰平を祈願し昔から舞い続けられてきた歴史ある獅子舞の稽古で、師匠から教わる中で常に意識しているのは、「守破離(しゅはり)」の考え方です。「守破離(しゅはり)」とは、ご存じの通り、日本の武道や伝統芸能のおける師弟関係のあり方の1つの考え方です。

「守」:師の教え、伝統の型を忠実に守り、確実に取得する
「破」:取得した型を元に他の流派等などを参考に良いものを取り入れ、より良い自分らしさの型に発展させる
「離」:伝統の型、自分らしさの型を理解し、その理解に立脚し、伝統の型、自分らしさ型といった概念から離れ自在になる

獅子舞を始めてまだ4年目なので、昔からの型を完璧に演技する段階の「守」ですが、遅くとも10年目までには最低でも「破」を理解できればと常に稽古に励んでいます。この「守破離」の概念は、伝統芸能だけではなく、日常生活や趣味などにも当てはめることができ、仕事においても参考になる考え方ではないかと思っています。もう少し簡易な言葉で表現すると下記のようになると思っています。

「守」:セオリー通りに行える(誰かの指導、支援の元に何かを行える)
「破」:自分なりのアレンジができる(自分で分析し改善を加えて何かを行える)
「離」:新たな価値、知識などを創造できる(今までとは違う観点で何を行える)

例えば、この「守破離」をDIVAの営業として、視点をお客様への貢献の観点で見ると、下記のようになると考えています。

「守」の営業:お客様の要望にしっかり応えることができる
「破」の営業:お客様の要望にしっかり応えるのは当然のことながら、お客様の潜在的ニーズに気づき、その視点でご提案、ご支援できる
「離」の営業:グループ経営の観点でお客様へ貢献できるのであれば、DIVA製品の枠を超え、ご提案、ご支援できる

獅子舞と同様、こういった考え方を営業として実践できるようにメンバー全員が日々意識し、努力し、切磋琢磨できる環境を作っていきたいと思います。メンバー各人の良さを活かしつつ「守破離」の営業の考え方が実践できれば、営業としての良い伝統が永続的に継承され、常にお客様へ最大の貢献ができる仕組みができると考えています。そんな営業組織の構築を目指しています。

ちなみに8月21日(日)に高尾山の玄関口である高尾山口駅前にある氷川神社で獅子舞を披露する予定です。「1人立ち獅子」に興味があり、この時期に高尾山へ登山予定の方はぜひお立ち寄り下さい!

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