2016.09.07

第260回 プログラミングのススメ

CFOオフィス事業本部 アウトソーシング事業部 業務統括部長 河村 徹也

もう2年くらい前になりますが、小学2年生の子供にプログラミングを覚えさせたいと思い、手元にあったJava(※プログラミング言語の一種)の開発環境を使って教えてみました。きっかけは、Twitterの創業者のジャック・ドーシーが8才でMacを買ってもらい、プログラミングに興味を持ったという話を聞いて、「第2のジャック・ドーシー」に子供を仕立てあげ、私の老後資金を稼いでもらおうと思ったからでした。

ところが、凡人である私の8才の子供は、やはり凡人でした。教え方が悪かったのか、30分も経たないうちに飽きてしまい、一瞬で学級崩壊状態に。その後、Rubyという言語も試しましたが結果は同様。諦めかけたその時、インターネットで見つけたのが、「スクラッチ」というプログラミング言語でした。「スクラッチ」はMITメディアラボ(マサチューセッツ工科大学内の研究室)で開発されたプログラミング言語です。ドラッグ&ドロップで、ブロックを組み合わせて処理のロジックを作ることができるため、パズルのような感覚でプログラミングを行うことができます。おかげで、小学2年生の子供でも簡単なゲームを作ることができ、プログラミングに興味を持ったようで、老後資金確保のための第1歩は成功に終わりました。

私の社会人としてのキャリアのスタートはプログラマーでした。当時は銀行向けのソフトウェア開発を行っていました。お客様の業務内容をヒアリングして、業務プロセスをまとめ、それをもとにプログラムを作成していきます。プログラミングとは、これまで人が行っていた業務プロセスをコンピュータが代わりに行えるよう、コンピュータを教育するという行為です。大きな違いは、コンピュータには人間でいう常識がないことです。そのため、細かい処理の順番を1つ1つ間違えることなく教えてあげる必要があります。さらに、判断が必要な処理については、全てのケースを網羅できるように、考えられるパターンの全てを教える必要があります。コンピュータには常識がありませんので、1つでも教えていないことがあるとバグが発生します。当然ですが、バグが存在するソフトウェアはお客様に受け入れていただけず、会社としては死活問題です。バグを出さないようにするには、業務を完全に理解し、分解して整理するという能力を高めていく必要があります。プログラミングが完了したら、実際に作ったプログラムを動かしてみます。1回で完璧に正しい動作をしてくれることは稀で、たいていの場合には、期待していたものとは異なる結果が返ってきます。その場合、誤っている箇所のあたりをつけ、プログラミングの修正を行い、修正したプログラムをもう1度実行し、誤っていたら再度原因を調査します。既にお気づきかもしれませんが、プログラミングはPDCAサイクルの繰り返しです。

その後、私は営業、新規事業開発、コンサルティング、プロジェクト運営など色々な職種に携わる機会がありましたが、振り返ってみると、プログラミングを通して得た「常識に捉われず事象を分解して整理する力」と「日常的にPDCAを回す力」は、職種に関わらず役に立ったと実感しています。

プログラミングは、経理部に所属されている方にとっては、考え方という点だけでなく、データの加工や抽出が一瞬で終わるという直接的なメリットも得ることができます。もしプログラミングに興味を持たれたら、身近なVBAからでも構いませんので、一度始めてみてはいかがでしょうか?今さらプログラミングを勉強するのはちょっと…という方は、ディーバのアウトソーシングサービスをご検討ください。お客様の業務プロセスをお引き取りし、お客様が定義された業務の仕様をもとに、結果をお客様にお返しします。その意味では、プログラミングで業務を自動化するのと同じような効果が得られます。

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