2016.10.18

第263回 (A) 知の自転車

プロダクトソリューション事業本部 管理会計事業部長 岩佐 泰次

「知の自転車」という言葉を皆さんご存知でしょうか?

スティーブ・ジョブスがコンピューターの役割を表現したものです。要約すると概ね次のような意味合いです。
人は移動するのには適した動物ではないが、自転車を使うことで自分のエネルギーだけで効率的に移動でき、人の能力を拡張させる。コンピューターも同じく人の知性を拡張させる道具であるべき、というものです。

私も自転車を道具にした旅が好きで、学生時代から旅に行くということは、自転車で走り出すか、自転車を担いで電車や飛行機に乗ることでした。歩き旅だと1日30-40kmが限界なところ、自転車の旅だと1日100km以上でも長旅を続けられます。実際そのエネルギー効率は驚異的です。ある調査によると1gを1km動かすのに必要なエネルギー量(cal/g/km)でその効率を比較した場合、牛が0.90、人が0.75、馬が0.70、ジェット機が1.60、旅客機が0.60という中、自転車は0.15と、おおよそ考えられる動物や乗り物の中では群を抜いたエネルギー効率となっています。

また自転車という旅道具は、エネルギー効率だけでなく、そこから得られる体感も電車や車中心の旅とは全く異なります。車では気付かない景色や風土を感じられるところや、旅先での人との出会いの多さなどは自転車旅ならではのものだと思います。さらに上りの後には必ず下りがあることや、家があること・ご飯が食べられること・街に明かりがあることのありがたさなど、人間の内面にある物質的・精神的な感性のようなものを大いに引き出してくれます。知の自転車でいう知の部分なのかもしれません。

ひるがえって我々自身がお客様へ提供している価値はどうだろうかと目を向けたとき、知の自転車になりうるソリューションを提供できているだろうか、と考えさせられます。業務の効率化や自動化というエネルギー効率の側面にとどまらず、経理財務部門や企画部門の方々が持つ知的ポテンシャルを十分に引き出すだけの道具になっているだろうか。それら両面に貢献するソフトウェアとプロフェッショナルサービスであり続けたいと思っています。

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