第271回 (B) 多様なニーズに応える
プロダクトソリューション事業本部 連結会計事業部 連結会計コンサルティング2部長 齊藤 泉
行先はある程度決めていたので、とりあえず早起きすることだけを目標に眠りについたのですが、目が覚めたら既に9時でした。前の晩飲みに行ったことを少しだけ反省しつつ、一度は行くことをあきらめかけたのですが、午後&ナイター(24時まで)というリフト券を用意しているスキー場を見つけ、思い直して行ってきた次第です。結果として午後から19時くらいまで滑って十分に満足できましたし、前日しっかり睡眠をとっていたので帰りの運転もつらくなかったです。
現地に着いてから知ったのですが、このスキー場では、今回利用した午後&ナイター券以外に、早朝、1日、5時間、サンセット、ナイターA~Cという豊富なバリエーションのリフト券が用意されていました。来場者それぞれの事情に応じたサービスだと感心させられました。
スキー場の魅力はアクセスの良さや雪質など自らの努力だけではいかんともしがたい点があるのは確かですが、営業時間の長さやリフト券の豊富なバリエーションなど、ちょっとした工夫によって魅力を増すこともできるものだと実感しました。
スキー人口の減少に伴い、スキー場経営は難しい局面にあるという話も耳にしますが、このスキー場は今シーズンから新しいリフトとコースをオープンしたほか、ここ数年で施設の新築や人工降雪機の増強を行うなど、積極的な投資ができているようです。きっと上述したようなサービスが効果を上げているのだろうと想像しています。
弊社のようなソフトウェアビジネスとスキー場経営とではビジネスモデルは大きく異なりそうですが、ちょっとした工夫が顧客満足度を高めることにつながり得るという点では共通していそうです。弊社の提供する製品やサービスはお客様からの声やこれまで培ってきたノウハウを形にしてきたという自負はある一方で、改善できずにいる点も少なからず残っているという自覚もあります。劇的な改善はすぐには難しいとしても、ちょっとした工夫で大きな効果を得られる余地がないか改めて考えるきっかけとなった一日でした。
最後に弊社の最近のサービス改善の取組みをご紹介させていただきます。これをちょっとした工夫と言ってしまうと尽力した関係者に怒られそうですが、弊社の海外拠点が増えまして、これまで十分とは言えなかった海外子会社等のサポート体制が整いつつあります。ご興味のある方は是非ご相談くださいませ。