2017.02.22

第272回 (B) “いい男”の育成方法

プロダクトソリューション事業本部 連結会計事業部 連結会計プロダクト開発部 部長 斎藤 達也

私は幼少期より野球というスポーツを通じていろいろな事を経験し、学んできた自負?もあり、ライフワークとして中学生硬式野球チームの指導スタッフをしています。好きなことで社会貢献できればと、知人のお誘いに応じて始めたのですが、やるからには何か活動のテーマが必要だ…と考えたのが「野球を通じて“いい男”達を育成したい」というものでした(笑)。

要は、野球を頑張ってやっていればいい男になれる的な、超体育会系の浅はかな考えだったのですが、実際指導の現場に出てみると、(今考えれば当たり前な事なのですが)そんなに単純で簡単なことではありませんでした。野球に少しでも携わったことがある方ならイメージできると思いますが、野球チームの活動現場はと言えば、指導者から求められるプレーが出来なければキツク怒られる、だから…失敗しないことばかりを考える、言われたことをキッチリこなすだけ、といった選手が育成されていることが多いのが実情だと思います(*1)。

私自身、野球にずっと携わってきたので上記のようなことが当たり前だと思っていたのですが、いざ関わってみて、いろいろな選手をみていると、やれと言われたことを一生懸命こなそうとする彼らの将来がとても心配になったわけです。このやり方では、自分がテーマとして考えていた“いい男”が育成できるとは思えないと…

ということをキッカケに、“いい男”とは具体的にどういうことなのかを考えるようになったのですが、そこで導き出した答えが「社会に出たときに、自ら学び、自ら考える力で活躍出来る人」であり、「自分がやりたいと思ったことに主体的にチャレンジ出来る人」でした。従来のように出来ないことを指摘する、答えを提示して実践させるという指導方法を行うのは簡単ですが、それでは主体的な選手は育成できないわけですね。

ではどうするか… 答えは簡単で、指導者(私自身)が今までと違った指導をしないと主体的な選手(=“いい男”)は育成出来ないのですから自分が変わるしかない、と考えまして、いろいろと調べて試行錯誤した結果、以下の様なことに取り組むことにしました。

・プレーの結果(として出来なかったこと)については怒らない <頑張った結果を否定しない>(*3)

・野球の課題について、選手自身の考えを聞いて、自分でどうすべきかを考えるよう導く <主体性、課題発見、チームワークのトレーニング>

・結果を求めず、間違っていても良い雰囲気と時間的猶予を作る <自分の考えを出力しやすい環境作り>

・チャレンジしたこと、出来たこと、は目一杯褒める <チャレンジする気持ちの育成>

・野球ノートを(選手が)書く <論理的思考のトレーニング>

最終的に結果が出るのは、選手達が大人になる時だと思うので、地道に取り組んで行きたいと思っていますが、この活動を通じて、野球のようなスポーツに対して社会が求めることも大きく変わってきたなと感じるようになりました。私たちが学生の頃は、指導者の指示には、元気よく「はい!」と応えて行動していれば良かったわけですが、これからの社会では、それだけでは通用する人材にはなり得ないだろうと思うわけです。環境の変化に対応するには、まず指導者が変わらなければなりませんが、それは私たちがチームとしてソフトウェアを開発し、私たちのお客様の業務を支援していく活動としても同じだな、という想いも強くしました。

お客様の事業環境やIT環境など、私たちを取り巻く環境は日々変化と進化を遂げています。その中で、果たして自分自身は、自ら学び、自ら考えて、お客様に貢献できるモノヅクリが出来ているのだろうか?組織を牽引していく立場にあって、自らの行動を変え、環境の変化に対応し続けることのできる人財育成、組織ヅクリが出来ているのだろうか?など、仕事における自らの課題と向き合うことも出来た良い機会となりました。この活動、経験を活かして、環境の変化に応じて、自らが変化し、進化し続ける為に、学び、考え、お客様の事業活動の一助となれるよう精進して参ります。

(*1)すこし誇張した表現になっていますが、記載内容に該当しないチームも多く存在すると思っています。

(*2)取り組みは始めましたが、結果はまだまだ出ていません(汗)。

(*3)取り組む姿勢に問題がある場合は、厳しく導いていく必要もあると思っています。

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