第273回 ラグビーと企業経営の意外なつながり
プロダクトソリューション事業本部 連結会計事業部 ソリューション営業部マネージャー 公認会計士 手澤 達也
この間三ツ沢競技場(三浦カズこと三浦知良が所属する横浜FCの本拠地のグランドで、ラグビーの日本代表も使うことのあるグラウンドです。そのため芝の管理が行き届いていて、転んだりしても全然痛いことはなく絨毯のような柔らかさです)で15人制のラグビーを楽しんできました。
ラグビー自体始めてまだ2年半なのでエラそうなことが言えないのですが、当初は攻撃側がボールを後ろにパスしながら体をぶつけたり、ディフェンスをしてくる相手をかわすこと、守備側はタックルして相手を倒すことに楽しさのほとんどがあると思っていました。頭をつかうというより体を積極的に使うスポーツのイメージでした。
実際に始めてみて練習をしたり試合に出たりすると上記のイメージとは違う知的なスポーツであることがわかってきたような気がします。
当然ながら15人対15人でやりますので、陣形を崩さない限りは(よっぽど体格差がある場合には、稀ですが体をぶつけて抜くこともあるかと思います)、守備のラインを越えることはできません。そのために必要なのが1歩先、2歩先でどのように守備の陣形を崩すかをイメージすることです。
典型的なプレーとしては、体をぶつけて守備の人間を巻き込みます。そのうえで陣形を崩すためにそれぞれのプレーヤーが1歩先ではこのようにボールを運んで、2歩目ではこのような陣形にしてと、守備の陣形の穴をついてトライ(ゴール)を目指します。
その際に重要になるのが攻撃側のプレーヤー1歩先、2歩先のプレーイメージを共有できた場合に始めてトライ(ゴール)をとれる可能性が上がっていきます。そのためには、この形でパスを展開していくと守備側がこう動くので、次にこういう風に動くと守備の陣形が崩れるだろう(文章で書いているほど簡単ではないですが、、、)という将棋のような何手も先を見据えたプレーが必要になってきます。
今後の企業活動は、さらに今まで以上に1歩先、2歩先を読んで経営活動を行っていくことが必要な時代になっていきます。そのためには、現状を分析して、それを踏まえつつ柔軟かつ創造力豊かな発想・企業目的を会社全体で共有する意識を持つことが重要になってきます。
お客様のこのような企業活動を数値面から貢献できる製品・サービスを提供することを通じてご支援できればと思っております。