2007.08.27

第31回 XBRLの導入

公認会計士 斎藤 和宣

近年よく耳にするXBRLですが、「eXtensible Business Reporting Language」の略で、各種財務報告用の情報を作成・流通・利用できるように国際的に標準化されたXMLベースの言語と説明されます。これを利用することによりソフトウェアやプラットフォームに関係なく、電子的な財務情報の作成や流通・再利用を可能にし、公開会社、会計専門家、監督機関、アナリスト、投資家、資本市場参加者、ソフトウェア会社、情報提供会社など、財務情報のサプライチェーンに関係するすべての当事者に、財務情報提供のためのコストを削減させ、正確な財務情報をよりスピーディーに利用させることが出来る(XBRL Japan HPより)とされています。

ご承知の通り日本でもXBRLの導入が本格化してきており、金融庁ではXBRLを導入したEDINET再構築を行っており2008年4月からの稼動を計画しています。現在は今年4月からのパイロット・プログラムを実施中でXBRL化対象は「(連結)貸借対照表」「(連結)損益計算書」「(連結)株主資本等変動計算書」「(連結)キャッシュ・フロー計算書」の財務諸表とされています。ちょうど「8/31まで閲覧用ページを公開中」との案内が8/13に金融庁から出されていますのでご覧いただくとよいかもしれません。

また東証でも金融庁と足並みをそろえる形でTDnetでのXBRL導入を進めており2008年度を目処にして検討を進めています。すでに一部の企業の決算短信をXBRL形式で公開しています(ただし、あくまでもXBRL啓発のためであり証券取引法や取引所規則に従った開示ではないとの位置づけになっています)。

上記のように来年の本格的なXBRL導入に向けて情報作成者の立場からの準備作業が進められ、注目されていますが、今後はこのXBRL化された情報をどう活用するかといったツール、仕組みなど、情報利用者側からの議論が活発化するものと思われます。

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