2019.12.11

第341回 (B) シーバスとの知恵比べ - 釣り人の性(さが)

皆様はシーバスという魚をご存知でしょうか。
魚釣りがご趣味の方はご存知かと思いますが、シーバスとはスズキのことで、出世魚で体長に合わせて呼び名が変わっていきます。「東京湾は世界一シーバスの魚影が濃い」と言われており、釣り人にとって人気のターゲットとなっています。

私は釣りが大好きないわゆる「釣りバカ」なのですが、一年を通してシーバスと知恵比べを繰り広げています。魚釣りのターゲットとしてのシーバスの魅力は人それぞれですが、よく言われることとしては次の2点でしょうか。
・首都圏という非常に近いエリア(都内を流れるような大型河川や運河)で手軽に釣りが出来る。
・身近で手軽な釣りにも関わらず、びっくりするくらい大きな魚を釣ることが出来る。

散歩されている方にもよく、「えっ、こんなところで、こんな大きな魚が釣れるの?!」と驚かれます。
はい。都内の河川や運河でも30cm~70cmクラスのシーバスを釣ることが出来ます。ランカーサイズと呼ばれるシーバスであれば、それ以上に大きなものもいます。また、行こうと思えば、仕事帰りにでも釣りが出来る手軽さがあります。
シーバスの釣りにも色々な釣り方がありますが、私がメインでやっているのはルアーを使っての釣りです。ルアーとは小魚などを模した疑似餌のことで、非常にたくさんの種類が出回っています。シーバス釣りをされている方はすぐに納得頂けるかと思いますが、手軽で身近な釣りとはいえ、コンスタントにシーバスを釣り上げる為にはやはり魚との知恵比べが必要です。

・今の時期、何を食べているのか。(季節によって食べているエサが違います。)
・今の時間帯、どこに潜んでいるのか。(昼間や夜間など時間帯によって、居場所が変わります。)
・潮の状況はどのような感じか。(満潮/干潮時間や潮の状況によって捕食タイミングも変わります。)
・水温状況や気候はどのような状況か。(寒い日や暑い日、晴天、雨天でも状況は変わります。)
・どのようなコース取りが必要か。(魚がいても自然なコース取りでルアーを送り込む必要があります。)
などなど、毎回試行錯誤しながらシーバスを狙います。自分で仮説を立てながらアプローチをして回答を導き出します。

どの釣りにも言えることですが、色々試しながら、時には全く釣れない日もありながら、なんとか納得のいく魚を釣り上げる。答えも一つではなく、自分で組み立てた作戦で魚を釣るからこその達成感があります。

タイトルにも記載した「釣り人の性(さが)」。釣り人の方ならお分かりになるかと思いますが、限られた釣り時間を有意義に過ごしたいがために、どうしても一度釣れた経験に固執し過ぎてしまうことがあります。「前に一度、このルアーで、この時間帯で、このコースで釣れたから、今回も・・・」(私の場合は一度釣れたルアーはすぐに一軍入りで同じルアーばかり揃えてしまいます。。)でも、毎回同じようには釣れない。。。「成功体験を再現する」これも一つの正解かもしれませんが、自然が相手なので、毎回状況は変わります。過去の成功体験を振り払って、新しい気持ちでチャレンジが出来るかが重要です。「前回はこのルアーで釣れたけど、今回は違うルアーはどうか。大きさを変えたらどうか。色を変えたらどうか。違うポイントはどうか。時間をずらせばどうか。」と自分なりに試行錯誤出来るか、これをやり続けられるかが「釣り道」の楽しさかもしれませんし、この気持ちがなければ、釣りのレベルアップはないでしょう。

一方、我々は日々お客様からお仕事を頂き、DivaSystemを導入し、お客様の課題解決に向けてプロジェクトを進めています。やはり多くのお客様と仕事をさせて頂いていると、似たような課題にぶつかることも多くあります。
そんな時に、過去の成功体験だけに縛られてしまうと、成長はないのかもしれません。もちろん、「成功体験を再現する」これも一つの解です。過去から学ぶということは非常に大事なので、成功した経験を活かすことは絶対に間違ってはいないです。しかし、お客様毎に課題とされている事項が類似していたとしても、置かれている環境、背景は様々で、必ずしも同じアプローチが最適解とは限らないこともあります。我々コンサルタントはついつい過去の成功事例に当てはめたくなってしまいがちですが、過去の成功体験だけに固執し過ぎずに、新しい気持ちで試行錯誤していく姿勢も大事なのではないかと感じることがあります。同じゴールであっても、違うアプローチの方が効果的だったと気付くことがあります。違うルアーやアプローチを変えてあげれば、より大きなシーバスを釣ることが出来るかもしれません。より短時間で多くのシーバスを釣ることが出来るかもしれません。魚釣りのアプローチとプロジェクトのアプローチはもちろん全くの別次元の物ではありますが、ちょっと目線を変えるとより良い最適解に繋がる気がしています。

年末になっていよいよ冬の到来ですが、寒さに負けずに釣りを楽しみたいと思います。
「新しいチャレンジは大事。色々試行錯誤するためにも新しい道具買っちゃおうか。」とついつい自分を甘やかしてしまいます。これも釣り人の性(さが)ですね(笑)。

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