2020.03.18

第348回 (B) 『今は話したくありません・・・、週次で聞かないでください!』と言われても(悩)

経営管理本部 人事総務室 人事グループ長 藤岡 淳一

当社では、社員に働きがいある会社であると感じてもらうために、様々な活動に取り組んでいます。それら活動の中でも、上司とメンバーのコミュニケーションの質と量の強化を重要課題として、全社的な1on1促進に力を入れています。
私自身もメンバーを預かっているマネージャーとして、1on1の以下の目的に沿って、メンバーとコミュニケーションを図っています。


目的①会社の方向性とメンバーの想いをつなぐために
テーマ例:
・会社、上位組織のミッション、ビジョンに連鎖した自組織のミッション、ビジョンの共有
・メンバーのキャリアに対する想いの理解(考えがまとまらない場合は、一緒に考える・育む)
・自組織のミッションの浸透、メンバーへの期待のフィードバック、メンバーのキャリア形成のきっかけを創る、発見する など


目的②メンバーの成長のために
テーマ例:
・メンバーの可能性を引き出す機会の検討
・モチベーション、能力に応じた支援の検討
・経験の振り返り、フィードバック
・今後に向けての期待感の伝達 など


目的③納得感ある評価のために
テーマ例:
・目標の内容(Why、What、How)の確認と、進捗の振り返り
・期初に立てた目標の見直し など


1on1の目的やテーマは多岐にわたります。しかし、1on1の時間には限りがあります。そのため、どのようなテーマを選択するかは重要になりますが、テーマ決めは基本的にメンバーに託しています。なぜなら、1on1はメンバーにとって有意義な時間でなければならないと考えているからです。しかし、このテーマ選択の託し方がまずかったのか、1on1をはじめた頃は、こんな耳の痛いフィードバックをもらうことがありました・・・


◆メンバーからの耳の痛いフィードバック その①
1on1の参考になればと、立教大学の中原先生のサイトをメンバーに共有したところ、メンバーがサイトを抜粋して私へチャットにて
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(抜粋)

メンバー「よくありますね、これ。かと言ってネガティブな気持ちになるわけではないのですが・・・・」

出典:立教大学 経営学部 中原淳研究室 「組織のなかで「1on1」を普及させるときに起こるトンデモハプニング!?」 http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/11008
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私の心の声
え、よくあるの??1on1の目的、活用方法(メンバーにテーマを準備してもらうことの意図)の説明が足りてないということ?1on1のテーマ決めをメンバーに委ねすぎだ、というメッセージなのか?それにしても、俺はここまで酷いダメダメな1on1をしているということなのか!・・・反省
この反省を活かし、1on1の目的のためにこちらからテーマをグっと持ち込むこともありましたが・・・


◆メンバーからの耳の痛いフィードバック その②
1on1にて
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私「先週の1on1で会話した今後のキャリアについてですが、大事なことなので続きを話してもいいですか」
メンバー「今は話したくありません、週次で聞かないでください!」
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私の心の声
がーん、そんな気分じゃなかったのね・・・自分の都合が出てしまった!・・・反省


1on1の目的を果たすには、メンバーからの持ち込みテーマだけでなく、上司側から話すべきテーマを持ち込まないといけない場面はありますが、メンバーのその時の気分や、メンバーが何を話したいのかなど、心情を汲まないと、なかなか会話は弾みません。ならば空気を読んで会話すればいいだけじゃないか!と思われるかもしれませんが、空気を読むのが苦手な私にとっては、“1on1をどのように感じているのか”メンバーから直接フィードバックされる(怒られる??)のは非常にありがたいことです。
耳の痛いフィードバックは、これらだけではありません。フィードバックを受けるたびに、メンバーのために1on1をするのは難しいなと感じます。一方で、そのフィードバックが、上司の成長のための貴重な材料になっている気がします(感謝)。上司側もメンバーの成長などのために耳の痛い話をしないといけない場面はありますが、メンバー側が、上司に対して耳の痛いことを言える状況をつくることは、1on1をより良くするために、非常に大事なのではと感じています。


メルマガ読者の中にも、1on1を実施されているマネージャーはいらっしゃると思います。ご自身の1on1に対して、メンバーからフィードバックは受けることはありますか?
もし受けたことないということでしたら、是非一度試しにメンバーに「1on1は役に立っていますか?」と、聞いてみてはいかがでしょうか。何か改善のヒントが得られるかもしれません。

前回のメルマガに続いて、自己のマネジメントの振り返りに使ってしまいましたこと、ご容赦ください。

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