2020.04.15

第350回 毎日家でゴロゴロしている息子と働きがいについて考えた

カスタマーサクセス部 業務プロセスコンサルティンググループ 武澤 宏亮

どこにでもいる、とあるサッカー少年の話です。
彼はテレビで見たプロのサッカー選手を夢見て、小学1年生のとき地元のサッカーチームに入団し、日々練習に励みました。
もともとそれほど運動が得意でもなかった彼ですが、どんな基礎練習も厭わず地道に続けていく中で確実に上達し、試合に出られるようになっていきました。試合ではガンガン点をとるような選手ではなく、守備で地味にチームに貢献しました。またチームの実力もそこそこで、大きな大会で目覚ましい結果をあげるということもなかったのですが、6年間サッカーをやりきった達成感や、大切なチームメイトとの思い出をもって、先日彼はチームを卒団しました。

彼は4月で中学2年生になった我が家の息子であり、今我が家のリビングでゲームをしているところです。春休み期間もありましたが、新型コロナウイルスの影響でここ1か月ほとんど家の中で過ごす日が続いています。
そして、どこのご家庭でも似たような状況だという話を聞きますが、こんな期間が長く続くとやはり家族各々に様々な要因でストレスが生じるようです。その最たるものは「ゲーム、スマホばかりの子供 vs 勉強させたい親」という構図から生まれる軋轢であり、おそらく多くのご家庭と悩みを同じくしているのではないかと思います。ちなみに私はどうしても子供のゲームやスマホに付き合ってしまい、子供と一緒に(妻に)怒られる側になってしまうのですが、妻の思いも理解はしており、この問題をなんとかしたいと考えました。

改めて息子と話してみると、なぜ勉強などという面倒くさいことをしなければならないのかというそもそもの疑問を持っており、このことが勉強に前向きになれない原因のひとつと言えそうです。
学校や部活で忙しい日常の中ではなかなかそういった疑問と相対する機会がないのかもしれませんが、時間に余裕のある今、改めてそういった問題と正面から向き合ってみるのもよいかもしれないと私は思いました。
ただ、自分が子供だった頃のことを顧みても、大人の一方的な主張は子供には全く刺さらずかえって状況を悪化させてしまう可能性が高いので、その点は十分注意して話をする必要があります。
本来、小学、中学、高校くらいまでの勉強は、彼がかつてサッカーチームで地道に続けてきた基礎練習ときっと同じようなものであり、その積み重ねが試合という実践の場において馬鹿にできないものだということは彼にも十分理解できるはずなので、その点はきちんと話をすれば、ある程度理解が得られそうな気はしています。しかし、かつて憧れだったプロのサッカー選手のような存在を、彼が今持っているかどうかはわかりません。それを彼がどう見つけるのか、親としてその手助けが何かできるのか、これから彼と一緒に考えたいと思います。

さて、ここまで考えてきて、子供が直面しているこの問題は、ほかでもない大人の私が直面している働きがいの問題と意外と似ているのではないかと気づきました。子供の勉強は大人になって社会に出るための準備のひとつ、と考えれば当たり前の話かもしれません。
なぜ自分がこの仕事をしているのか息子にちゃんと説明できるよう、私自身も改めて考えを整理してみる必要がありそうです。

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