2020.04.28

第352回 (A) ディスプレイの向こうにあなたは存在していますか?

連結会計事業部 アプリケーション開発統括部 ソリューション開発部
部長 一瀬 督雄

新型コロナウィルスが猛威を振るう中、在宅勤務をされている方も増えていると思います。在宅勤務などのテレワークが進む中で、一人一人が存在価値を見出すためにも是非とも考えていただきたいことがあります。

新型コロナウィルスの猛威が世界を席巻している昨今ですが、4月7日、ついに緊急事態宣言が発令されました。弊社は3月から自宅勤務が推奨され、4月からは原則在宅勤務となりました。
既に在宅勤務を一か月以上続けている状況ですが、運用開始当初は、やはりメンバーのコミュニケーションやモチベーション面での懸念が取りざたされていたのですが、一か月ぐらい経過した頃にメンバーにヒアリングをしてみると、業務の特性やメンバーの職能による偏りがあるかも知れませんが、コミュニケーションが取りづらくなることでもたらされるリスクをやたらと心配する旧世代と、業務に集中できて、むしろ快適で何も困らないとする新世代に二分されることが分かりました。

旧世代側の自分が在宅勤務をしばらく続けてみた感想は、誰かと音声だけのミーティングで、内容も 「はい」 か 「いいえ」 などのシンプルな受け答えをするだけであれば、本人がそこに存在しなくても AI やチャットボットなどが答えてくれればいいのではないか、というものでした。
ミーティングの目的にもよりますが、音声だけであれば、それこそ発言が無い人に対する存在価値がなくなってしまい、自分の状況をうまく説明できない人やうまくアピールできない人は、より一層孤独感を覚えてしまうのではないかと心配になります。発言しないなら呼ばなくても良いか、という流れもできてしまい、それこそ仕事やチャンスを減らすことに繋がってしまい兼ねません。
そういった危機感を覚えた人も多いかも知れませんが、それに気付けていない人は、発言しないからどんどんコミュニケーションが希薄化し、困っても助けを呼ばないから誰からも助けて貰えず、一人で大きな負荷やプレッシャーを抱えることになり、気付いたら仕事も本人も大変な状況になってしまう可能性も考えられます。

在宅勤務でも全然困っていないと新世代は言いますが、実際オフィスでは隣の人に聞けばすぐに解決することや、口頭で有識者に聞けば済むことを、チャットで確認するにしても文章だとうまく伝わらなかったり、ミーティングまで待ってから確認したりと、見えない所で時間的な理由で生産性が落ちている部分が少なからずあるように思います。
実際、毎日の開発の進捗ミーティングでも、今までこんなに時間が掛かっていたっけ?ということがチラホラ出始めています。
若い人ほど、一人で全ての仕事を完結できることが少ないと思いますので、毎日集中できているようで実は生産性が落ちていた、なんてことになっているのではと感じています。

今回の騒動を機に、今後テレワーク社会が当たり前になっていくことが容易に推測できますが、自身の存在価値を認めて貰う為にも仕事の取組みに対する意識改革が必要になってくるのではないでしょうか。
それこそ文字通り、声の大きい人が幅を利かせるようなことにならないためにも、一人一人が行動を変えて行くきっかけになればと思います。

また、少し余談ですが、在宅勤務で運動不足でストレスを抱えた人にお勧めなのが、家の掃除です。
ある日、たまたま入浴中に床のタイルが一部汚れているのを見つけ、それを掃除し始めたら、今度は別の部分の汚れが目立ちはじめ、そこを掃除するとまた別の所が…と言った具合に結局全てを掃除する羽目になりました。
私はこれを掃除の無限ループと呼んでいるのですが、結果的に気分もスカっとしますし、ちょっとした運動不足の解消になるかも知れませんし、家族も喜びますので、普段のストレスでぎくしゃくしていた関係も解消されるかも知れません。

終わりに、昨年、私の部署では、財務諸表や注記情報など、開示情報の作成に有用なグループ会社向け収集パッケージ 「開示対応標準パッケージ」 をリリースしました。
お客様でのメンテナンスも不要となる専用の保守サービスも付いており、短期間に低コストで導入されたいお客様から、多くの引き合いを頂いております。

デジタルトランスフォーメーションが進む中、テレワークを機にシステム化のニーズもより一層高まることが予想されます。
今後は、掃除の無限ループのように一つの不具合の改修をきっかけに、全ての不具合が改修されるような状況を目指し、グループガバナンスの分野でも声を上げて、その存在感を示して行きたいと思います。

未曽有の緊急事態の中、少しでも前向きなことを考えて、このピンチを製品開発のアイデアを生み出すチャンスに変えて、この苦難を乗り越えて行ければと思います。

MAIL MAGAZINE

メールマガジン

NEWS

ニュース

SEMINAR / EVENT

セミナー / イベント

セミナー/イベント一覧を見る

お問い合わせ