2020.05.13

第353回 (B) ヘソクリを使い込んでしまったときの対処法

連結ソリューション推進部 イノベーション推進グループ グループ長 中村 光希

皆さんは、新婚1年目のお正月に魔がさして、いわゆる”ガチャ”で何万円かお金を使い込んでしまった経験はありませんか?もちろん、パートナーには内緒で。

そろそろ時効だと思いましたので、禊もかねて、私の”ピンチをチャンスに変えた”策をお伝えします。
くれぐれも口外無用です。

ソーシャルゲームにおいて、私自身、それまでいわゆる”ガチャ課金”には全く手を出さず、無課金でライトに、ほどほどのユーザを自負していました。ひと昔前に”コンプガチャ”や”射幸心を煽るような~”といった言葉がニュースで騒がれていたときも、自分には関係ないものと思っていました。

そのはずだったのですが、新婚1年目、結婚式という一大イベントが終わり、お金と時間を取り戻した頃合いのことです。年越しをして少し舞い上がってしまっていたのか、深夜のテンションで「少しハメを外したい」と思い、ちょうど遊んでいたゲームで売り出されていたお年玉ガチャに手を付けてしまいました。最初はもちろん、「予算は○万円まで」と心に決めていたのですが、臨機応変に対応した結果、予定の2倍の金額を投じ、かつ目的のアイテムが得られないという負け戦となりました。
このやらかしを誰かに共有し、心を軽くしたかったのですが、結婚式費用で「アレコレやれば△万円浮く」という議論で熱くなった数か月後のことなので、パートナー様に向かって「新年早々、ガチャでXX万円溶かしちゃったよ~(笑)」などと言える状況ではなさそうです。

悶々とした三が日を過ごしたのち、辛口で私と対等に接してくれる同僚に、この件を話して懺悔としました。
「私に懺悔してどうするんだよ!」「自制心のないヤツはガチャ回すな!」などと概ね想定どおりの罵倒を受け取ったあと、「どうやってこのやらかしをプラスにできるか?」を議論しました。
結論、そもそもの問題は私の自制心ではなく、「ガチャのために時間あるいはお金を費やさなくてはいけない」という制約にあるということにしました。制約を乗り越え、時間もコストも削減する…。
RPA(※)をプライベートで導入し、ゲームプレイ自動化の検討をはじめます。
課題が見極められれば、RPAなどというアルファベットも怖くありません。
調べたところ、特に欧米のゲームユーザの間ではRPAのようなものが気楽に使われており、掲示板やコミュニティサイトが発達していることや、ライセンス料も安価で、使い勝手の良いロボットツールがあることに気づきました。
「ゲームプレイの完全自動化」の構想が立ったところで、当たり前ですがゲーム会社の規約として、「自動化ツールの利用禁止」があるので、実現させることは思いとどまりましたが、「意外にRPAって気楽にスタートできるな」と教訓を引き出すことができました。

プライベートでここまで調べた後はどうするか。
後は仕事に活かします。
多少の社内での申請をして、トライアル期間内にプロトタイプを作って、上司にデモをすればアラ不思議。
ロボットが業務を自動化してくれるイメージをもってもらうことができました。

このプライベートでのやらかしを会社に持ち込んだ結果、まさに”ピンチがチャンスに”変わり、気が付くとグループ長という役職をいただきながら、RPAやAIをグループ経営に応用するお仕事をさせていただいております。

ロボットやAIがグループ経営課題を解決してくれる未来が早く来てほしくありませんか?
2020年、想定外の事態でプライベートと仕事が今まで以上に緊密なものとなりました。そんな中では、プライベートでの気づきが仕事に良い影響を出す機会も増えてくると思います。ヘソクリを使い込むのは推奨できませんが、こういった気づきをグループ経営の未来に活かして参りたいと思います。


※RPA…Robotic Process Automationの略。AI、機械学習等を含む認知技術を活用してオフィス業務の効率化や自動化に向けた取り組みを意味する。

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