2020.07.08

第357回 (A) イマドキの高校にみる多様性

カスタマーエクスペリエンス統括部 コンサルティング部 第2グループ グループ長 市丸 基行

街に学生の姿が戻ってきましたね。
私の生活圏においても、同じ制服を着、同じ時間に登下校する高校生たちの姿が見られます。

皆さんにとって高校生というと、街で見かける彼らが一般的なイメージでしょう。
私も自身が学生の頃からウン十年、高校の種類や在り方についての情報が止まっていましたが、今年子供が進学するにあたり、思っていた以上に学校の選択肢が広がっていることを知りました。
これからの学校や学習の在りかたについて認識を新たにしました。

動向として、2000年頃から中高一貫、総合学科(普通科と専門学科の選択履修)、単位制の高等学校が増えています。特に、単位制については、大学じゃないの?と驚きました。

単位制高校というのは、
・学年生による教育課程の区分を設けない
・決められた単位を修得すれば卒業が認められる
・4月および3月以外の時期に入学、卒業できる
・多様な科目を開設する
etc…といった特色を持つ高校です。
定時制、通信制高校向けに30年以上前に決められ、平成に入り全日制にも適用を拡大した経緯があります。

主流は依然として普通科で、高校生人口の70%を占めています。対して、今、単位制高校が数を増やしている背景はというと、
・スポーツ・芸能活動で時間的な制約があるが高校卒業したい
・プログラミングなど特定の学問に専念したい
・大学受験に向け早々に必要単位を取得して勉強の時間を確保したい
・固定の時間割に縛られず自分のペースで学習したい
といったニーズがあります。それに応え、単位制を採用する高校が1,000近くになっているようです。

『単位制!高校から自身で学びたい授業を選択でき、カリキュラムや時間配分をコントロールできるなんて羨ましい!』が私の第一印象でした。自分の時は存在を知らず選択肢にありませんでした。

当然メリットばかりではなく、
・学級という枠組みや同級生とコミュニケーションが希薄になる
・進路や在学中の生活など検討を踏まえた計画が求められる
といったデメリットが考えられます。
(大学など単位制の学校に通われた方は、計画通りに講義を履修できましたか?)

検討の結果、子供は単位制高校に進学しています。
私がリモートワークする傍ら、オンラインホームルームに出席していました。
制度や環境など私たちの頃とは時代が違うようです。

教育は「多様性」と「共通性(選択に依らず一定の水準に達する)」という相反する要素のバランスが必要と考えます。
子供たちの「多様性」が以前に比較すれば認められてきているのでしょうか。

今後も試行錯誤しながら、明日の社会を担う若者にプラスとなる学び・成長の環境を提供できることが望ましいですね。

私共の提供するサービス製品についても、お客様、あるいは、社会の変化や方向性を認識しながら多様性・共通性のバランスを追い求める所存です。
それがお客様、そして社会にとってプラスとなる環境につながるものと考えています。

MAIL MAGAZINE

メールマガジン

NEWS

ニュース

SEMINAR / EVENT

セミナー / イベント

セミナー/イベント一覧を見る

お問い合わせ