2021.02.03

サステナブルってどういう意味? 小学生にどう説明しよう・・

プラットフォーム統括部長 三宅 良和 

小学生の息子に先日、「サステナブルって意味知ってる?」と突然聞かれました。
いきなりの文脈のない質問に「持続可能って意味だけど、なんで?」と少々戸惑いながら会話が始まりました。ますますカタカナことばが増えてきているよね・・と矢継ぎ早に、ほかにもテレワーク、ゾーニング、ギグワーカーなどなど、時代を映した新たな言葉をキャッチしているのだなと感心する一方で、わかりやすく説明するにはどうしたらよいのか悩みました。それにしても、新しい概念って日本語になりにくいのでしょうか。

みなさんはESD(Education for Sustainable Development)という言葉をご存じでしょうか?
実は、初めてこの考え方を発信したのは日本でした。遡ること2002年から、以下の流れで現在に続いています。
・2002年:日本が提唱した「国連持続可能な開発のための教育の10年」が国連総会で採択
・2005年から2014年まで:ユネスコ(国連教育科学文化機関)主導で世界的に推進
・2015年:SDGs(持続可能な開発目標)が9月の国連サミットで採択
・2019年:「持続可能な開発のための教育:SDGs達成に向けて(ESD for 2030)」がユネスコ総会と国連総会で採択

結果、「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」を掲げる新学習指導要領が小学校では2020年から実施がはじまっており、そこでサステナブルという考え方に触れているようです。
2002年に提唱されて19年、長い年月がかかっていますが確実に子供たちに浸透してきています。

教育現場の地道な活動と対をなすように、経済活動でも、2006年に国連で「責任投資原則(PRI)」が提唱されてから、ESG(Environmental, Social and Governance)の概念が拡大してきています。

責任投資原則(PRI)の6項目
1. 投資分析と意思決定のプロセスにESG課題を組み込む
2. 活動的な所有者となり所有方針と所有習慣にESG問題を組み入れる
3. 投資対象の企業に対してESG課題についての適切な開示を求める
4. 資産運用業界において本原則が受け入れられ、実行に移されるように働きかけを行う
5. 本原則を実行する際の効果を高めるために協働する
6. 本原則の実行に関する活動状況や進捗状況に関して報告する

ESGは投資家主導の観点で、経済価値だけでなく、社会価値との両面で企業の競争が行われる市場を創ることで、サステナブルな社会を目指したわけですね。
元来、日本はサステナブルな考え方・文化に根差した国で、江戸時代に社会としてのモデルが集大成されていたという考え方がありますが、近代化、経済発展とともに生活様式が変わり、あらためて、今の時代に合わせたサステナブルな社会のモデルが求められていて、奇しくも2020年からのコロナ禍で「サステナブルな社会」の課題が浮き彫りになったという、ある意味社会への警鐘なのかと因果を感じました。

環境変動、パンデミックなど突然、非連続な変化に対応しながら、経済発展も含めた持続可能な社会を目指していく、会社も個人も非常に高度なことを成し遂げなければなりません。
個々が目指す方向はそれぞれありながらも、将来の社会に対してどこで何を貢献できるか。日々の課題と向き合いながら、将来に向けて今できることの行動を始めることがより重要になってきていると考えています。

普段、「会社での仕事」と「学校での勉強」にはあまり接点がないかもしれないと感じていたのですが、サステナブルの言葉に始まった問いかけから、考える流れは同じで、企業でも教育現場でも一緒だなと気づかされました。
「将来どんな世界がよいかな」、「今、世界や身の回りでどんな問題があるかな」、「このまま続けていたらどうなるかな」という話から、「じゃあ、いま自分たちで変えていくために何ができるだろう」、「どうやったらより良くできるかな」など考えて行動することが「サステナブル」な活動だと。「サステナブル」の言葉が「カタカナ」から本当の日本語になるとき、そのときが持続可能な社会が実現できているのではと思っています。

弊社がご提供しているクラウドサービスも、サステナブルな考え方を基本に、ESGも含めた高度な経営管理を支える仕組みをご提供できるようお客様の声と共に成長させてまいりますので、ご期待いただければ幸いです。

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