2021.03.17

装具に見るものづくりの視点

グループガバナンス事業部 カスタマーエクスペリエンス統括部 連結会計マネジメント部 
 ソリューショングループ グループ長 山口 俊

歩くと足が痛いんだと言っていた次男が“ペルテス病”と診断され即入院、翌々週に手術。
術後は2年程度、患部の完全免荷(※)のための装具をつけて生活する必要があります、と伝えられ、頭が真っ白になるとはこう言うことか、、、と思ったのは、2018年の冬のことでした。
そして恥ずかしながら、”装具”という言葉を人生で初めて聞いたのもその時でした。
今回は装具を通じて私が感じたものづくりの視点のおはなしです。
(※免荷・・・松葉杖などをついて体重をかからないようにすること)

次男が発症したペルテス病は、大腿骨頭部分への血流が何らかの原因で途絶えてしまい、その結果、骨が壊死して強度が極端に弱くなり、放置しておくと骨頭部分が変形または無くなって歩行が困難になる病気でした。

ただ子供の場合、壊死した部分は再生して新しい骨に置き換わり修復されていくと のことで、その骨が修復するまでの期間は、いかに骨頭に圧力をかけずにきれいな形で骨を再生させられるかが重要とのこと、そしてそこで必要となってくるのが、“ポゴスティック”と呼ばれる装具ということでした。

装具とは、病気やケガによって身体の機能が低下したり、失われたりした際に、その機能を補ったり、患部を保護、サポートするために装着するもので、これを”装具屋さん”と呼ばれる義肢装具士の方に作ってもらいます。
入院した病院には装具屋さんが常駐されていて、次男の身体にぴったりと適合するよう、採寸や型取り、フィッティングを行い、そして実際に出来上がってきた装具がちゃんと機能しているか診断しながら細かな調整を重ねて頂いた結果、世界に一つの、次男のためのオーダーメイドのポゴスティックが出来上がりました。

私もポゴスティックを作るための装具屋さんとの事前打ち合わせに立ち会いました。調査作業が一通り終わった後、装具屋さんと次男のこんなやり取りがありました。

装具屋さん:「じゃあ、何色のポゴスティックにしよっか?」
次男: 「(少し悩んだ後)僕はスカイブルーがいい」(※次男は日本ハムファイターズファンで、ニコニコでこの色を指定)

このやり取りを見て、装具屋さんに「好きな色に指定ができるんですか?」と聞いてみたところ、「これから長く身につけて使ってもらうことになるので、その人らしい装具にしてもらいたいし、愛着を持って使ってもらいたいから、素材や色のこだわりを聞いてカスタマイズするんです」と教えて頂いたことが印象に残っています。

頭が真っ白になってから2年が経ち、その間、ポゴスティックは我が家から”ポゴちゃん”という愛称を得、身体の成長に併せて定期的に装具屋さんにメンテナンスして頂きながら次男の大腿骨を守り抜き、昨年12月の検診で大腿骨頭の再生が確認でき 、これからは装具なしで自分の足で歩いてOKとなったのですが、立派に役目を果たしてくれたスカイブルーのポゴちゃんは、今もリビングのソファーに立てかけたままにしてあります。 次男が成人してこの家を出ていく時には、これはお前の守り神だから墓場まで持って行け、と言って渡して号泣するつもりで満々です。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、私も装具屋さんと同じように、世界に一つのオーダーメイドのDivaSystemのアドオンを作り続けており、 皆様が愛着を持ってDivaSystemをご利用頂けるよう、サポートすることができればという思いを持ちながら、日々業務を行っています。
こんな機能があったらいいのにな、こんな機能って実現できないのかな、という日々のモヤモヤやお困りごと、お悩みごとがあればお気軽にお声掛けください。

皆様にとって愛着のある”DIVAちゃん”になれるよう、これからも頑張ります!

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