2008.01.25

第41回 会社の健康と経営会計

株式会社ディーバ 代表取締役社長 森川 徹治

ディーバでは、全メンバーによる事業の概況や今後の事業方針などの共有を四半期に一度、オールスタッフミーティングとして実施しています。新年最初のオールスタッフミーティングでは、今年の事業運営のテーマを「健康」とすることを共有しました。「人も会社も健康第一」というものです。

昨今の相次ぐ企業不祥事だけではなく、身近な経営者の方々のお話をお伺いしても、見かけの元気とは裏腹に健康を害している会社がたくさんあるように感じます。社会の一部を構成する一つの会社として、心身の健康管理をしっかりとやっていこうというものです。

会社にとっての健康を考える上で参考となる映画があります。少し前になりますが、2004年にサンダンス映画祭でワールドシネマ・ドキュメンタリー観客賞を受賞した「THE CORPORATION」という映画です。「華氏911」の監督であるマイケル・ムーアをはじめ、さまざまな著名人が出演しているドキュメンタリー映画です。この映画のテーマは会社を一人の人間に見立て、精神分析をしたらどうなるのか。というものです。日ごろ財務上の成果ばかりに気を取られているものにとって会社というものを真剣に見つめ直すよいきっかけとなりました。

「会社の健康とはなにか?」これを考え始めると寝られなくなりますので、この件については今後のテーマの一つとさせていただきますが、会社の健康管理も人間の健康管理と同じように目的に応じた継続的計測が重要であることは間違いありません。私たちの身近な健康管理機器に体重・体脂肪計や体温計がありますが、会社にとってのこれらの健康管理ツールにあたるのが財務諸表と考えられます。しかし、現在の財務諸表は測定基準も表示基準もまちまちで、表示上の数字が同じ意味を示しているとは限りません。このような状況では、健康管理も大変です。

ディーバでは会社の健康管理に役立つ経営会計システムの開発を推進していきたいと考えています。「経営会計」とは企業の経営者だけではなく、事業の執行を担うメンバーや投資家、さらには取引先までも含む、「意思決定を必要とするすべての事業利害関係者に対する『意思決定のための会計』」です。財務会計や管理会計という区別はなく、計画・予算・実績といったすべての会計情報を外部開示可能な会計規則で統合している点が特徴です。
次回以降は、この経営会計について少し掘り下げていきたいと思います。

☆☆☆

日ごろの健康は、毎日の規則正しい生活の積み上げによるところが大きいものですが、以前、とある経営者の方が「経営とは、当たり前のことを当たり前にやりつづけられるように組織をリードすることだ。」とおっしゃっていたことを思い出します。

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